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【bugs.ruby Advent Calender】開発版の Ruby のデフォルトを prism にして検証する【5日目】
bugs.ruby Advent Calender 5日目の記事です。
これはなに
今年1年間通してみてきた bugs.ruby のチケットの中から気になったものを1つずつ取り上げていく Advent Calender です。
取り上げるチケットは基本的にこのブログで取り上げたものになります。
記事のまとめは ここを参照 してください。
[Feature #20564] Switch default parser to Prism
開発版の Ruby 3.4-dev のデフォルトのパーサーを prism
にして検証を行うチケットです。
prism
とは現在開発中の Ruby の新しいパーサーになります。
Ruby 3.4 では prism
に関する修正も多数行われています。
元々は検証用ではあるんですが Ruby 3.4 のデフォルトが prism
になるかどうかはまだ未定な感じですかね…?
なんかそのまましれっと入りそうな気もするんですが。
ちなみに使用するパーサーは ruby
コマンドの --parser=
オプションで制御できるようになります。
# デフォルトは prism
$ ruby -v
ruby 3.4.0dev (2024-12-01T08:31:10Z master 96fac34797) +PRISM [x86_64-linux]
# --parser= でも設定できる
$ ruby --parser=prism -v
ruby 3.4.0dev (2024-12-01T08:31:10Z master 96fac34797) +PRISM [x86_64-linux]
# parse.y を使用する場合は --parser=parse.y を使う
$ ruby --parser=parse.y -v
ruby 3.4.0dev (2024-12-01T08:31:10Z master 96fac34797) [x86_64-linux]
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