[Bug #20457] RubyVM::AST に return の情報が含まれないバグ報告

[Bug #20457] Final return is eliminated from the AST

• 次のように return があるコードを RubyVM::AST でパースするとその情報が欠落しているというバグ報告

def foo
  a = 1
  return a
end

• 実際にパースすると以下のような情報が得られ、そこには return が含まれていない

source = <<~EOS
def foo
  a = 1
  return a
end
EOS

ast = RubyVM::AbstractSyntaxTree.parse(source)
pp ast

# Output is like this:
#
# (SCOPE@1:0-4:3
# tbl: []
# args: nil
# body:
#   (DEFN@1:0-4:3
#    mid: :foo
#    body:
#      (SCOPE@1:0-4:3
#       tbl: [:a]
#       args: (ARGS@1:7-1:7 pre_num: 0 pre_init: nil opt: nil first_post: nil post_num: 0 post_init: nil rest: nil kw: nil kwrest: nil block: nil)
#       body: (BLOCK@2:2-3:10 (LASGN@2:2-2:7 :a (INTEGER@2:6-2:7 1)) (LVAR@3:9-3:10 :a)))))

• こういうコードだと return って欠落するんだ知らなかった
• モチベーションとしては AST の情報を元にして LSP ツールを作る場合に不都合があるとのこと
• RubyVM::AST の結果は最適化されて返ってくるので return がなくてもまあ〜〜って気はするし、最適化しない場合は ripper の方で解析するイメージはありますね