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職務経歴書のサンプル - 新卒3〜4年目向け
はじめに
私自身は複数回の転職を経験しており、良いことも辛いことも経験しております。そのため、転職自体を肯定も否定もするつもりはありません。
このサンプルは、何かしらのきっかけで職務経歴書を書こうと思った方が、実際にどうやって書けば良いのかのヒントにして頂ければと思って書いています。
準備
最低限、次のことをしておかないと書けないと思います。少しずつで良いので、順番に振り返っていく方が整理しやすいです。
- 転職で叶えたいこと、実現したいことは何なのか? 他人に説明出来るレベルになるまで腹落ちさせる。
- 自分の得意なことややりたいこと、苦手なことやNGなことは何のか?その理由も含めて説明が出来るか?
- 3年後、5年後のキャリア像をどのようにイメージしているか? 具体的な人物像(抽象的なペルソナでも良い)がイメージ出来ているか?
- 自分の仕事の背景や、事業/顧客影響といった表面的な部分以外を把握しているか?
サンプル文
今回の活動で実現したいこと(私のやりたいこと)
- 技術を高める環境に挑戦したいと考えています。具体的には、まだ数年はコーディングや実開発で地力をつけたいです。
- 確かな技術を身につけた後は、チームマネジメントなどでメンバーに還元したり、社外活動やOSSに参加をすることを考えています。
- ビジネスドメインとしては、お客様の顔が見えるようなサービス、実際に使われている事が体感出来るプロダクト、社会貢献に繋がるような事業に興味があります。
経歴
年度 | 所属 | 職務内容 |
---|---|---|
2019/04 - 2020/03 | OO大学 情報処理工学サイエンス研究室 | Pythonを使った統計学処理のうち、アルゴリズムの高速並列書の改善点を論文にした。 |
2019/12 - 2020/01 | 株式会社GGGGG SaaSプロダクトAAA開発部 | インターンシップに参加し、テストコードの実装を担当。初めて業務コードに触れる機会であり、今まで自分が書いてきたコードとの大きな差を痛感した。 |
2020/04 - 2021/01 | 株式会社GGGGG SaaSプロダクトBBB開発部 | 新卒研修ののち配属。保守機能開発を行い、システム全体の把握〜開発工程のイロハを習得した。 |
2022/02 - 2022/12 | 株式会社GGGGG SaaSプロダクトBBB開発部 | チームリーダーにアサイン。メンバー4人と新規機能の開発を行う。チームビルディングの難しさや全体でバリューを出すことの難しさを体験する。 |
2023/01 - 現在 | 株式会社GGGGG SaaSプロダクトBBB開発部 | 新規プロダクト開発メンバーにアサイン。要件定義、アーキテクチャ設計からPoC実施までを担当中。 |
スキルセット
Platform: AWS, Lambda
言語:Python 3年(一人でプロダクト開発が出来るレベル)、 HTML/Javascript 2年(機能レベルの実装が可能なレベル)、React.js 6ヶ月(既存機能の改修が可能なレベル)
Database: MySQL 3年、MongoDB 3年(共に統計情報の確認を行いSQLのパフォーマンスチューニングが可能なレベル)
ユーザ問い合わせ: 2次対応の経験あり
マネジメント: 小規模チームのリーダー経験あり(社員2名、業務委託2名)
リファクタリング: 日々のPRレビュー、および Python upgrade の経験あり
パーソナリティ
趣味
体を動かすのが好きで、最近はフットサルとボルダリングをしています。また、美味しいものを安く食べたいとの思いで料理を勉強中です。
性格
面倒見が良い、おせっかいと良く言われますが、一人で黙々と作業をすることも多いです。
最近読んだ本
- リーダブルコード
- オブジェクト指向UIデザイン
- 若手ITエンジニア 最強の指南書
- はじめての上流工程をやり抜くための本
- ITエンジニアのための「人生戦略」の教科書
- 基礎から学ぶ チーム開発の成功法則
個人開発
親戚のお店のHPを作成したり、自己学習用にMobile APPを公開したりしています。
ポイント
- もしあなたが採用する側だった場合に、新卒3〜4年目に期待することは何でしょうか? そのことを考えて書くと良いと思います。具体的には、その年次の方が事業貢献が出来るとは思っておらず、それよりも基礎が出来ているかどうかやチームとしての開発が出来るのか、その他タレント部分を見ていくであろうと考えています。(もし出来ているなら素晴らしい事なので是非アピールして頂ければと思います)
- 理想は、OutputよりもOutcome(成果)を記載するべきですが、これは非常に難しいと感じます。記載が無くても減点されることは少ないと思います。
- 技術担当者が見る前に、人事担当者が見るはずです。そのため、極端に専門的な用語での記載は避ける方が良いと思います。
- 検索キーワードにヒットするような記載をすると、スカウト率が上がると思います。
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