コードテストのChatGPT使用についての個人的な見解と対策
はじめに
ChatGPTが流行った時に社内で軽く議論として上がってきたので、ブログのネタとして使います。
採用フローにコードテストを導入している方へのヒントになればと思います。
弊社のコードテストツール
新卒採用のコードテストとして、株式会社ギブリー様のTrack を利用させて頂いております。今後は中途採用でも利用していきたいので現在社内調整中です。
ChatGPTを使うことを禁止するかどうか?
私個人の考えでは、Google検索もChatGPTもどちらも使うべきで、禁止することでは無いと考えています。今の時代は、コードを1から書くのではなく、必要な情報を収集して組み立てる応用力が必要となります。そのため、答えを最速で探すためにChatGPTを使うと言うこともソリューションの1つでしょう。
ただし、事前にChatGPTの使用をルールとして禁止しているのであれば、受験者間の公平性を保つために、疑わしき解答はフィルターに掛ける必要があると考えました。
即効性のあるチェック方法
Trackでは、採点画面でコンパイル履歴が見れます。
もしChatGPTのみで回答を作った場合は、かなり早いタイミングで大量のコードが提出可能となりますので、時間軸からそれを読み取ることが可能です。
(以下はTrack公式サイトで公開されている採点画面です。ここが不自然な成長曲線になるはずです)
アピールコメントを必ず書いてもらう
Track ではアピールコメントが標準装備されており、受験の後に時間無制限で記載することが可能です。受験者は、コーディング問題の解答について、問題をどう読み取り、どのように考え、どう設計して動作させたのかを補足説明することができます。
まずは、これを必須で提出していただくように、受験の説明文に追加します。また、Code Test受験用URLの案内メールなどにも注意点として記載しましょう。
(以下はTrack公式サイト.よくある質問 からお借りしました)
副次的効果として、受験者の振り返り能力や考察力、文章力も確認することが出来るでしょう。素晴らしい!
面接で振り返ってもらう
技術面接では以下のような事を質問すると良いですね。コピペしただけの場合は直ぐに分かると思います。
- 手応えはどうだったか?
- 工夫した点は、どのあたりで、どのようにしたか?
- もう一度受験するなら、どうしたいか?
- 何か改善出来る点はあったか?ご自身が出題者側になった場合に、どのような問題を出すべきと考えるか?
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