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[初心者向け] macOSX 12.4 にPython環境を構築する手順
macOSXでPythonを開発環境を構築するための手順を紹介します。
構築する環境
環境は以下の通り。
- macOSX 12.4
- zsh
- Python 3.10.5
- 仮想環境 venv
-
freeze
を用いたパッケージバージョンの固定
python公式サイトからのインストール
python公式サイトからインストールパッケージを入手してインストールを実行します。
- 公式サイトのページを開く
- "Download"メニューを選択しmacOSを選択
- ダウンロードしたpackageをダブルクリック
- インストーラーに従ってインストールを実行
インストール確認
インストールが完了したら、ターミナルを開き、バージョン確認をしてください。
~% python3 -V
出力結果としてバージョンが表示されたらインストール成功しています。
Python 3.10.5
仮想環境(venv)を整える
開発をしていると、複数のpython環境が必要となる場合があるので、仮想環境(venv)に環境構築をすることを推奨します。
以下にvenvでよく利用する機能を紹介。
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仮想環境は識別のために名前をつけます。ここでは、
my-venv
という名前の仮想環境を作成します。~% python3 -m venv my-venv
- 上記コマンドを実行
-
my-venv
ディレクトリが作成される
-
my-venv
仮想環境を有効にします-
my-venv/bin/
ディレクトリの activateコマンドを実行します
%~ source my-venv/bin/activate
- 有効な仮想環境名がコマンドプロンプトの先頭に表示されていることを確認してください
(my-venv) ~%
-
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有効にした仮想環境を無効にする場合には、deactivateコマンドを実行します
(my-venv) ~% deactivate
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仮想環境を完全に削除する場合にはディレクトリ全体を削除してください
~% rm -rf my-venv
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仮想環境上に必要なパッケージをインストールする場合は、仮想環境を有効にした後、必要なパッケージをインストールしてください
- pipのパッケージを最新版にします
(my-venv) ~% pip install -U pip
- numpyをインストールする
(my-venv) ~% pip install numpy
パッケージバージョンの固定
pythonにおいてパッケージを常に最新にしてしまうと、ある日、動いていたプログラムが動かなくなったり、別のpcで動作させようとした時に問題が起きるということがあります。環境の違いによる問題を回避するために、パッケージのバージョンは統一できるようにします。
ここでは、freeze
を利用した環境構築の手順を記載します。
-
動作する環境を構築する
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pip freeze コマンドでインストールされているパッケージの一覧を出力する
出力するファイル名は一般的にrequirements.txt
とします。(my-venv) ~% pip freeze > requirements.txt
- コマンド実行パスに
requirements.txt
が作成される
- コマンド実行パスに
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別の環境で
requirements.txt
を用いてインストールを実施する(my-venv) ~% pip install -r requirements.txt
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requirements.txt
に記載されているパッケージとバージョンに追わせてインストールがされます - Gitなどでコード管理をしているのであれば、
requirements.txt
をリポジトリに含めて共有することをお勧めします
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