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【tldv×Claude×V0】AI×プリセールスで生産性を10倍加速する実践レポート

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エンジニア必見!AI×プリセールスで生産性を10倍加速する実践レポート

目次

  1. はじめに
  2. この記事のターゲットとゴール
  3. 背景と目的
  4. AI活用プリセールスフロー
  5. 検証結果と学び
  6. 課題と今後のネクストアクション
  7. まとめ:人×AIのベストプラクティス
  8. 採用情報 ―― “生成 AIを部下にしたい”仲間を募集

1. はじめに

日々のプリセールス業務――顧客ヒアリング、要件定義、提案資料作成、見積り提示――は、どうしても泥臭い反復作業が多いものです。本検討では、最新の生成AIツールを組み合わせてこの一連の工程を自動化・高速化し、「人が本当に価値を出す部分」に集中できる体制を模索しました。

この記事では、実際に社内で試行・議論した結果をもとに、

  • どのフェーズでAIが効果を発揮したか
  • どこに限界があるか
  • 今後どのように運用をブラッシュアップしていくか

を詳しく解説します。


2. この記事のターゲットとゴール

誰に向けた記事なのか

  • プリセールスを含む上流工程に関わるエンジニア(要件定義、技術営業、ソリューションアーキテクトなど)
  • AIツールを実務に取り込みたいAIエンジニア/SRE/インフラエンジニア

この記事を読むとなにが理解できるのか

  • プリセールス各フェーズをAIで効率化する具体的フロー
  • 成功事例(要件抽出の8割精度化、即席モック作成など)
  • 自動化ドラフトの課題点と、現場で求められる人間の役割
  • 次のステップ—ガイドライン整備やツール環境構築のロードマップ

3. 背景と目的

本検討は、AI技術を積極的に活用し、プリセールスプロセスを抜本的に見直すことで、生産性向上と対応力の強化を図ることを目的に実施しました。
具体的なゴールは以下の通りです。

  • プリセールス業務の型化・効率化
    AIを活用した標準フローを確立し、作業時間を大幅に短縮する。
  • 対応範囲の拡大
    定型的な初期対応をAIで補完し、営業や技術チームでも高いレベルのアウトプットを可能にする。
  • 開発リソースの最適化
    プリセールス段階での要件精度を向上させ、後続開発での手戻りを減らし、生産性を高める。

4. AI活用プリセールスフロー

初期検討段階では、以下のフェーズごとにAIツールを割り当てました。

  • 相談・ヒアリング(tldv → Claude)
  • 要件定義(Claude)
  • UIモック作成(V0)
  • 提案資料構成・本稿(Claude+Marp/Manus)
  • 見積りドラフト(Claude)

各ステップでは上記のプロンプト設計を行い、「土木ドメイン専門」「役割別工数」「ドキュメント形式」など厳密な制約を与えたうえで試験導入しました。


5. 検証結果と学び

ポジティブな成果

  • 要件抽出の効率化
    会議メモの文字起こしをClaudeに投げると、人手2時間→20分程度で機能/非機能要件を整理でき、約8割の精度を確認。
  • モック作成の高速化
    V0で4〜5回プロンプトを往復すれば、当日中に提案に十分使えるUIたたき台が完成。
  • 資料構成の自動生成
    「背景→解決策→効果」の骨子出力は即戦力。資料作成の前段階をAIが担い、ストーリー設計に集中可能。
  • 初期見積りの場当たり生成
    要件定義直後に概算をAIで算出し、その場で金額感や機能過不足を顧客と検討。スピード感が大幅に向上。

指摘された課題

  • ニュアンス喪失
    顧客の口調や非言語的なニュアンスはAIに伝わりづらく、最終的に人の確認が必須。
  • モックの粗さ
    配色・レスポンシブなど細かいUX要素は未完成。デザイン調整の手間は残る。
  • 見積りバラつき
    モデルごとに工数・金額が1.5〜2倍変動。「AIエンジニア3名」など過剰配置例も発生。テンプレ整備が急務。
  • プロンプト依存の危険
    長いセッションで追加要求を続けるとAIが自己解釈を始める。穴埋め式テンプレ+短区切りが安定。
  • 完全自動化はまだ先
    各工程とも「ドラフト」止まり。最終品質担保には必ず人のレビュー・修正が求められる。

6. 課題と今後のネクストアクション

  1. 見積り精度向上
    • モデル横断の工数テンプレと社内ガイドラインを整備
    • ロール別「最低工数」「想定リスク」をAIに学習させる
  2. 成功事例の蓄積と共有
    • Notionにプロンプト/出力結果を蓄積し、組織横断でナレッジ化
  3. ツール環境整備
    • V0・tldvなどのライセンスを社内標準化し、誰でも即アクセス可能に
  4. ヒアリング品質向上
    • 「聞くべき質問リスト」をフォーマット化し、要件定義前のインプットを強化
  5. アウトプット型式の固化
    • モック、提案資料、見積りそれぞれに最適なテンプレート&プロンプトを完成
  6. 外部知見の活用
    • 社内専門家・パートナー企業のレビューを定期的に実施し、品質担保

7. まとめ:人×AIのベストプラクティス

  • AIは「高速ドラフトエンジン」
    要件整理、モック、資料構成、概算見積りといった定型作業を爆速化。
  • 最終判断は人に委ねよ
    ニュアンス・リスク評価・デザイン調整は、ドメイン知見豊富なエンジニア/PMの出番。
  • 「アシスタントAI」 が最適解
    完全自動化ではなく、人と組み合わさることで初めて業務が加速し、品質が担保される――これが現実的なスタンスです。

8. 採用情報 ―― “生成 AIを部下にしたい”仲間を募集

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