昔の製品組み込みソフトウェアのRAM容量。。。
昔の製品組み込みソフトウェアのRAM容量
今日見た記事
今日、ふと見かけた、以下の記事、
歴代iPhoneのRAMはどのくらい?初代からiPhone13までまとめてみた - iPhone Mania
を読んで、初代のiPhoneでは、RAM容量が128MBだったんですね。でも、さすがに、スマホの時代。
29年前
29年前を思い出しました。
カメラメーカーに入社したばかりの新人で、それでも、カメラ(当時は、デジタルカメラではなく銀塩カメラ)の開発に携わらせてもらいました。
中古カメラ屋さんのリンクをはってみました。H社のマイコンをメインコントローラとして搭載していて、ROMが62KB、RAMが2KB。
KB(キロバイト)ですよ。^^
記述言語はAllアセンブリで、それでも、10人程度のメンバーで開発していました。一眼レフカメラの上位機種ですので、結構、高機能。それをそのサイズに押し込めるのは大変。
もちろん、今のカメラのように、U/IがGraphicalではないので、そういうリソースでサイズを食いはしないわけですが。
アセンブリ言語で記述されたソースコードを、フローチャートに変換して、それを紙に印刷してテーブルの上において、開発メンバーみんなでコードレビュー。コード上の分岐の仕方を工夫して、「バイト減らし」という、1バイトだって無駄にせずサイズを減らす工夫をしていました。
そんな世界、今の若手には想像できないですよねー。
デジカメの時代
デジカメの時代。2000年前後となりますが、このときは、もう、RAM容量は当初32MBとかそんなんだったかと思います。デジタルカメラはまだ画素数競争をしていた時代。最初、80万画素ぐらいからはじまり、500万画素ぐらいまで画素数がアップしたら、その後は、そんなに画素数アップありきではなくなりました。
例えば、500万画素のカメラですと、補間処理後の画素データを全部保持しようと思いますと、ざっくり、5,000,000 x 3 バイト = 15Mバイト。それに、JPEG圧縮したデータを置くバッファも必要ですし、やはり、最低32MBとかだったかと。その後、従来の銀塩カメラだと平気でできていた連写(連続撮影モード)も必要ですので、もっとRAMが必要になったかな、と思い返します。
おわりに
iPhone初代は2007年とかの発売だったんですね。スマホは、GUIですので、それだけで、RAMのサイズは必要になったでしょうね。
色々と思い出して来ましたが、若い人にとっては、「ふーん(それがどうした?)」って感じでしょうし、このあたりで終わりにします。^^
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