チームで『GitHub Discussions』を運用する
GitHub Discussionsでプロジェクトの質問・議論のログを残す仕組みを設計中
つぶやきスクラップから移動してきました
https://zenn.dev/link/comments/2b78252348547a
Discussionsを使いたくなった経緯
- チャットで議論が流れてしまうと「あれどうなったっけ?」が発生。遡るのが大変。
- 議論で結論が出た後はスプレッドシートで議事録的なものをまとめるようになった
- 議論内容を構造化してスプレッドシートに書き直すの、めんどくさい
- GitHub Discussionsを使えばいい感じになるのでは?
- チャットの議論内容をスプレッドシートに書き込む
- リーダーに「こんな感じにまとまったので、確認お願いします!」という連絡をチャットで行う
現在の構造だと、「チャット->スプレッドシート->チャット」といった感じの反復横跳びが発生している。この反復がめちゃくちゃめんどくさくて、無駄にMP削ってる感じがする。
Discussionsで達成したいこと
- 過去ログをデータベース化して、検索性を向上させる、流れを追いやすくする
- 埋もれてしまう調査・知識の蓄積
- 議論内容を構造化して議事録にする手間の解消
Discussionsを運用するうえでの懸念
- 何を起票するかの判断基準
- ログに残すべきではないディスカッションが作られてしまうことによるノイズの増加
- 結局みんながチャットで済ませてしまわないか
- 結局チャットとの反復になってしまわないか
- 通知の使い勝手
何を起票するかの判断基準は、基本的にDiscussionsのカテゴリとラベルで判断できるようにする。
カテゴリ
- アイデア
- 質問
- 技術的な調査
ラベル
- エンジニアリング
- 3D
- デザイン
- UI / UX
- プランニング
Discussionsへの導線をどうするかは、Discussionsを定着させるのに重要。
- Chatworkのチャンネルの概要にDiscussionsのリンクを貼る
- Discussionsで話した方が良い話題が出たら、起票してDiscussionsへの移動を促す
あまりDiscussionsに参加しないメンバーは、メンションで引きずり込む
参考
重要な指摘があったら、質問者が一問一答形式で書ききっちゃうのはアリ
運用開始
とりあえず、Discussions を運用開始して半月経った
通知
通知はメンションを送ればアプリのプッシュ通知が行くので大丈夫そう。
メンションが無くてもメールが届くので情報的には十分。
並列化
複数の議論を同時に起こし、並行で議論できる。
タイムライン形式のチャットだとこれが出来なかった。
非同期化
並列化とのシナジーが強い。議論の結果を保留できるようになった。
スレッド形式になっているので、議論が一時的に止まったとしても議論がきれいに繋がる。
タイムラインだと保留した議論が途切れ途切れになって、追いかけるのが大変だった。
下手すると保留した議論が流れてしまって議論自体が忘れ去られることもあったのだけど、Discussionsは一覧性が高くて1週間前の話も余裕で追える。
Discussionsの運用も、よく考えたらアプリの運用と変わらないなー
チームのみんなが利用する導線があって、分かりやすくて、便利で、もう一回使いたいと思えるように設計すればいいんだな
Discussionsで議論して変更することになった仕様がNotionの仕様書に適用されたかどうかを管理するためのラベルが必要になった
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