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AWS SOA-C02 β試験を受けたみたらカオスだった件

2021/03/27に公開

はじめに

AWSでは各認定資格がありますが、今回はベータ版であるSOA-C02を受けてみて色々あったので備忘録として残してみます。

今後、正式リリースに向けていろいろ改善もあるとは思いますが、とりあえず一言。
カオスでした

SOA-C02とは?

AWSの認定試験は全部で12種類(2021/03/27時点)あります。


AWS認定試験一覧

そのなかでSOA-C??は、1年間のAWSクラウド経験がある方向けの、運用についての能力を認める認定資格なんですが、今回そのSOA-C??が新しいバージョになるという事でベータ試験を受付始めたのです。

新しい試験: AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト (SOA-C02)

認定試験も定期的にバージョンアップするのはよくあるのですが、今回のSOA-C02については、今までのバージョンアップとひと味違う内容がありました。それは・・・

そう!試験ラボで実際にAWSを操作する内容が出てきたんです。

選択肢式、複数回答式以外に、試験ラボで実際に操作するというのは、AWS側も「理解して操作できるかどうか?」を重要視しているんでしょうね。

俄然楽しそうなので、今回受験してみました。

SOA-C02を受験してみた!

さてそのSOA-C02ですが、今回は地元から飛び出して名古屋で受験してきました。

沖縄県だと受験できる会場に限りがあるので、席が埋まっていると受験申し込みさえできません。その点、今回受験した名古屋の試験センターはデカくて余裕のキャパでした。

SOA-C02を受けてみた感想

試験内容自体は口外しては行けない決まりなので、詳しく記載は出来ませんが感想を以下にまとめます。

全部英語が辛い。

今回のベータ試験ですが、問題文も回答選択項目もすべて英語でした。特筆すべきはラボ環境もすべて英語なんです。

マネージメントコンソールを操作するブラウザも英語、コマンドプロンプト出しても英語という、全て英語の状況なので英語が苦手な方は辛いかもしれません。

ちなみに私も英語苦手で苦戦しましたが、先にSOA-C01は取得していたので何とか意味は理解して回答を選ぶことは出来ました。

ラボ環境が使い辛い。

選択問題を54問ほど解いて終わりかな?と思ったのですが、実はここから更にラボ問題がスタートしました。全部で3つのシチュエーションで指示された内容を、マネジメントコンソールを操作するのです。

このラボ環境がほんと辛い。特に以下の3点が辛かったです。

今回ピアソンビュー会場で受験したのですが、画面左側がマネージメントコンソールがあるOSのエリア。右側が問題文と言う画面構成でした。

解像度が4Kぐらいあって広ければ無問題ですが、狭い解像度で上記2つの画面が表示されるので本当に操作しづらかったです。マネジメントコンソールなど、AWS各サービスの検索ボックスさえ正常に表示できない狭さだったのですよ?

ぜひともこのあたりの画面解像度は広げるよう(もしくはデュアルディスプレイ)で準備してほしいです。

画面左側のマネージメントコンソール部分ですが利用されるブラウザがChromeでした。このChromeが時おりオートスペルチェックが動いて邪魔してきます。

問題文に指示された内容のリソース名を入力してくるのに、スペルが違うと表示出てきて、時折勝手に頭文字部分も変わったりしました。

たぶん試験会場で使われるピアソンビュー試験システムも関係してくるとは思うのですが、このスペルチェックは止めて欲しかったです!

今回のベータ試験ですが、受験後すぐに合否は出ません。AWSサイトでも後日発表と説明があります。

結果は、試験直後ではなく、ベータ期間が終了してから約 90 日後に入手できます。

その関係だと思うのですが、通常のAWS試験終了後にもらえる紙資料の内容が空白でした。

試験センターの方も、空白で出てきて「???」となってしまい諸々確認などをするのに10分ぐらい時間がかかっていました。

90日後に合否発表を行うのは理解できますが、終了後のこの白紙っぽい用紙印刷については試験センター側の人にも伝えないと混乱する要素だと思いましたね。

SOA-C02を受けて良かったと思う点

さてさんざん悪い内容ばかり記載すると、AWSの中の人に叱られちゃいますので、良かったと思う点を一つ記載します。

それは・・・

もうこれしかないですね!
AWSの各種資格試験ですが、知識を問われる分野が多いのですが、操作方法など技術的要素は相当少ないです。

今回のベータ試験ではラボ操作も含まれますので、合格した場合には一定の技術力を有しているのもアピールしやすいかと思うのですよ!

それを踏まえて。
今後SOA-C02が正式版になって、上手い具合に導入が進めば他の試験もラボ環境が問題に含まれるのでは?と予想しています。

まとめ

今回のSOA-C02受験ですが、たぶん受験された方はそんなに多くはないかな~と予想しています。

  • SOA-C01合格している人はわざわざ受験しない。
  • 母国語以外で受験はしない
  • 受験者人数や受験期間に限りがある

以上を踏まえて、受験される方は私のような 変人 仕事絡みの方々。もしくはAWSトレーニングセンターの方々じゃないでしょうか?

参考にはしづらいとは思いますが、今後のAWS認定試験の方向性などは読み取れましたので、ぜひとも皆さんは知識だけでなく、ハンズオンなど操作もあわせて取り組んでほしいです。

以上、AWS SOA-C02 β試験を受けたみたらカオスだった件でした\(^o^)/

追伸

名古屋めしも最高に美味かったっす。

追伸その2

名古屋めしのおかげが無事に合格できました!

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