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【Google Cloudのお勉強】02.Google Cloudのリソース概念・ユーザー管理・課金管理

2023/01/20に公開

はじめに・・

前回からGoogle Cloudのお勉強をスタートしましたが、今回は基本的なリソース概念・ユーザー管理・課金管理を勉強したのでまとめとなります。

ユーザー管理についてはAWSとまったく考え方が異なるので面白い!

なにこれ?

Google Cloudを初めてさわって感じたのが「このプロジェクトって何?」

なんか複数作れるし、組織ってのもある。。

そもそも「プロジェクト」ってなんなの?
「組織」ってグループ単位っぽい

Google Cloudのリソース概念

Google Cloudではリソースを階層化して管理が出来る。
リソースや管理ポリシーをグループ分けするのがプロジェクト

Google Cloud Japan Twitterより参照
https://twitter.com/googlecloud_jp/status/872634002850459648

フォルダやプロジェクトでグループ分けする事のメリット

  • 責任範囲の分離(部署、開発環境と本番環境など)
  • ポリシー適用範囲の階層化(上層から下位層へ)
  • プロジェクト毎の利用状況管理

プロジェクトは削除できる。一定期間なら復元もできる

削除しても復元出来るってゴミ箱機能の感じがします。

別のID基盤と連携ができる

階層構造でリソース管理するが、別のID管理基盤と連携が出来るってのが面白い。

G-gen Blogより

Google Cloudのユーザー管理

別のID管理基盤と連携が出来るってリソース管理で判ったが、ではどんなID管理基盤と連携が出来るのか?

  • Google CloudのIDは「Googleアカウント」と呼ばれる。
  • Google Cloud テナント外の Google アカウントを利用
    • 個人のGoogle アカウント
    • Google Workspace
  • Google Cloudテナント内のプロダクトも利用できる
    • Cloud Identity

Google CloudでのID管理の考え方

グループでのまとめや、アカウントのポリシー統制が出来るGoogle WorkspaceまたはCloud Identityという強力なID管理基盤を用いて、Google CloudのリソースをIAM設定に基づいて権限設定が出来る。

G-gen Blogより

AWSの場合だとIDもクラウドリソースとして管理されており、別のID管理基盤では無い。

G-gen Blogより

リソースへの割当は、トップの組織やフォルダなどに紐付けることが可能。またアカウント個人単位ではなくグループ単位で紐付け設定が出来る。
G-gen Blogより

どのシチュエーションの場合にどのID基盤を用いれば良いのか?

ID管理基盤を別に準備してGoogle Cloudを使えることが判ったが、どのシチュエーションの際にどうやって使い分ければよいのか?

  • 個人で勉強する場合

    • 個人のGoogle アカウント
  • 企業やグループなど統制管理が必要な場合

    • Google Workspace
    • Cloud Identity(無料版は50人の制限がある)

勉強目的なので、既存の「個人のGoogleアカウント」を利用するのが手っ取り早そう。

Google Cloudの課金管理

個人のGoogleアカウントを利用して勉強できるのは判ったが、やはり課金は気になる。どのような課金管理機能があるのか?

現在の利用状況の確認

「いま時点でどのくらい利用しているのか?」を調べることが出来る。

  • プロジェクト毎に集計可能
  • 期間も柔軟に指定できる
  • 月末予測も出来る?

費用の内訳も確認できる。

請求額だけでなく、割引とかの内容も確認できる。

  • 課金額の確認
  • クレジット割引
  • 合計額

予算を設定してアラート通知もできる。

使いすぎ防止の為に予算を設定して通知ができるのはありがたい。

たとえば毎月1000円は使ってもOKと設定をして、一定のしきい値になったら通知が届くようにしてみる。

費用の傾向もわかりやすく表示してくれる。

利用前に見積もりも算出できる。

ビジネスの場合、予算申請の兼ね合いで利用を見積もりする必要があるが、見積額もGoogle Cloud内で算出ができる。

リージョンによって見積額も異なるので、用途に合わせて適切なリージョンを指定する方が良い。

環境にも優しい価格設定がある

Google Compute Engineで試しにVMを作ろうとすると、緑の葉のようなイメージがついていた。

CO2削減を意識したリージョンもある様子。

まとめ

今回の学習まとめ

  • リソースは階層構造になっている
  • 階層ごとに権限設定や課金管理ができる
  • リソース基盤とID基盤が別になっている
  • 外部のID基盤が利用できる(内部のIDサービスもある)
  • 課金管理が備わっている

Twitter Liveでのアウトプット内容

https://twitter.com/maijun2/status/1616374340039376900

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