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PostgreSQLをソースコードからインストールしてみる
マイヅラーです。
DBの勉強用に自身の端末にソースコードからPostgreSQLをインストールしたので、手順を記載します。
※前提としてWindows端末からWSLを動かしているので、Ubuntuのコマンドでの手順となります。
下準備
PostgreSQLインストールに必要なライブラリをインストールしておきます。
# apt-get update
# apt install gcc
# apt install make
# apt install zlib1g-dev
# apt install libreadline-dev
ユーザーの作成
PostgreSQLを操作するユーザーアカウント「Postgres」を作成します。
$ sudo su -
# useradd -m -d /home/postgres postgres #ユーザー「Postgres」の作成
# passwd postgres #ユーザー「Postgres」のpass設定
ソースコードのダウンロード
wgetコマンドでソースコードのダウンロードと解凍を実行。
今回は最新のバージョンpostgresql-16.4をダウンロードします。
$ wget https://ftp.postgresql.org/pub/source/v16.4/postgresql-16.4.tar.gz #ソースコードのダウンロードを実行
$ tar zxf postgresql-16.4.tar.gz #ダウンロードしたファイルを解凍
インストール
configure
先ほどのコマンドで解凍したpostgresql-16.4へ移動し、./configureコマンドを実行します。
$ cd postgresql-16.4 #postgresql-16.4ディレクトリへ移動
$ ./configure
コンパイル・インストール
makeコマンドにてコンパイルし、rootユーザーに切り替え、コンパイルされたものをインストールします。
※デフォルトのインストール先は/usr/local/pgsql
$ make #コンパイル
$ su
# make install #インストール
環境変数の設定
PostgreSQLが実行できるよう、先ほどインストールされたディレクトリをPATH(/usr/local/pgsql)PATHに設定します。
$ export PATH=/usr/local/pgsql/bin:$PATH #PATHの設定
起動
やっと起動までたどり着きました。
まず、データベースクラスタを作成します。initdbコマンドを実行し、/home/postgres/dataディレクトリへ作成します。
pg_ctl startコマンドを実行してサーバーを起動させます。
$ initdb -D /home/postgres/data --no-locale #クラスタ作成
$ pg_ctl start -D /home/postgres/data -w #起動を実行
server started #この文言が表示されればサーバーが起動している
無事に動いているのを確認できました!
さいごに
インストールから起動までの手順をまとめました。
OSS-DB Silver取得の為、Postgre入れていろいろ触っていこうと思っていますので、勉強した内容記事にして投稿します。
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