【Linux】ファイル作成パターン
概要
Linuxでファイルを作成する主要な方法をまとめてみました。
touchコマンド
touchコマンドは、ファイルのタイムスタンプ(日時)を変更するためのコマンドですが、指定したファイルが存在しない場合は新しいファイルを作成します。
$ touch sample.txt
touchコマンドでのファイル作成は内容が上書きされたり削除されたりしないため安全です。
テキストエディタを使用
Linuxには、ターミナルで使用できるテキストエディタがいくつかあります。例えば、vim、nano、emacsなどです。
$ vim sample.txt
これにより、vimが開きます。iキーを押して挿入モードに入り、テキストを入力します。挿入を終了するには、Escキーを押します。変更を保存するには、:wqと入力してEnterキーを押します。これで、ファイルが作成されます。
リダイレクト機能を使用
例えば、echoコマンドは、テキストを出力するためのコマンドですが、そのテキストをファイルにリダイレクトすることで、新しいファイルを作成することができます。
$ echo "Hello" > sample.txt
テキストの部分がなくてもファイルの作成が可能です。
$ echo > sample.txt
'>'のリダイレクトでは、指定したファイル名と同一のファイルが存在する場合は、上書きされて元のファイルが失われてしまいますので注意が必要です。
上書きが心配な場合は'>>'を使うとよいでしょう。
$ echo >> sample.txt
catコマンドを利用することもできます。catコマンドは、ファイルの内容を表示するためのコマンドですが、その出力をリダイレクトすることで、新しいファイルを作成することができます。
$ cat > sample.txt
その後、任意のテキストを入力し、Ctrl+Dを押して入力を終了します。何も入力しなくても作成可能です。この方法は、ファイルを作成して同時に内容を入力することができます。ただし、この方法も上書きされて元のファイルが失われてしまう危険性がありますので注意が必要です。
上書きが心配な場合は、'>>'が使えます。
$ cat >> sample.txt
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