2021年の振り返りと2022年の抱負
あけましておめでとうございます。去年の振り返りと今年の目標をつらつらと書いていこうと思います。
2021年の振り返り
2021年の目標
2020年の大晦日に、2021年の目標を書いていました。
この内容を1つずつ振り返っていきます。
コンピュータサイエンスの勉強を続ける
型理論やコンパイラの本を読んでいくと言っていましたが、結局通しで読むのではなく、必要に応じてつまみ読みをするという感じになりました。全部隅から隅まで読むと時間がいくらあっても足りないので、これはこれで良かったのかなと振り返っています(自己正当化)。
あとは以下のような本も読みました(つまみ読み含む)。
- Linuxプログラミングインタフェース
- オペレーティングシステムの仕組み
- 独習C++ 新版
- 江添亮のC++入門
- Rust in Action
- Rust for Rustaceans
- 並行プログラミング入門
英語を使えるようになる
英語を「使えるようになる」という目標を掲げていました。受け身の英語ではなく、能動的な英語を身につけたいという意図です。
英語に関しては、特に今年の後半はかなりの時間を割きました。
まず、9月頃からDMM英会話を始めました。基本的に1日1レッスン(25分)、主にフィリピンの先生とデイリーニュースを題材に英会話を楽しんでいます。
始めた当初に比べると喋れるようになってきたかもと思わなくもないですが、まだまだ自分の言いたいことを言いよどみなくスムーズに発話できているか、というと怪しいので、コツコツとやっていきます。
また、10月3日に人生で初めてのTOEICを受験しました。TOEIC用の単語帳を何周かチェックしたり、公式問題集を2冊分解いたりして受験したところ、リスニング450点 リーディング470点という結果でした。
TOEICは一般的にリスニングのほうが点を取りやすい、と聞いていたので、リーディングのほうが点が高くて驚きました。自分がいかにリーディング偏重でやってきたかが表れています……
TOEICを受けたあと、自分が目指している「能動的な英語」の評価指標としてTOEICは果たして適しているのか?ということを考えるようになり、TOEICではなくTOEFLを受けることにしてみました。TOEFLであればリーディング、リスニングに加えてスピーキングとライティングの技能も測られるため、総合的な英語力がないと高スコアをとれないためです。
11月6日に1回目のTOEFLを受験しました。結果は以下の通りでした。
リーディング | リスニング | スピーキング | ライティング | 合計 |
---|---|---|---|---|
27 | 20 | 16 | 22 | 85 |
ここでもリーディング偏重が見て取れます。一説によると、TOEICで900点くらいの人が、軽く問題形式を確認してTOEFLを受験するとだいたい80点くらいになることが多いらしく、まあこんなものかな、という感じもします。
目標は100点(米国大学院に出願する際に、TOEFLで100点あれば英語力が原因で落とされることはほぼなくなるから)なので、あと「たった」15点、というようにも見えますが、この15点の壁はとてつもなく分厚いのです。
1ヶ月ほど追加で勉強をして、12月11日に2回目を受験しました。
リーディング | リスニング | スピーキング | ライティング | 合計 |
---|---|---|---|---|
30 | 19 | 19 | 25 | 93 |
リーディングでなんと満点をとることができました(そんなに自信なかったんだけど)。一方、1回目の受験からほぼすべての時間を費やしてきたリスニングのスコアが、1回目よりも落ちてしまいました。リスニングは伸ばすのに非常に時間がかかる分野ということがよく言われていますが、それを痛感させられる結果となりました。
TOEFLはスピーキングとライティングも「教授の講義や生徒同士の会話を聞いて答える問題」があるので、スピーキングとライティングで高得点をとるためにもリスニングの力が不可欠です。非常にタフな試験ではありますが、「使える英語」を目指す上でとても良い指標になってくれていると感じています。受験料が非常に高い(245米ドル。レートにもよりますが、2万7〜8000円くらいかかる……)ので、あまり頻繁には受けたくないですが、自分の英語学習の道標として仲良く付き合っていきたいところです。
OSSコントリビュートを続ける
2020年に本格的に OSS 開発に関わり始め、2021年はその継続を目標に掲げていました。メインでDenoに関わりつつ、いくつかRust本体周りのプロジェクトにも関わることができました。
後半はOSSコントリビュートをお休みして、上述の英語学習に時間を割くようにしていました。英語学習が一段落ついたらまたOSSに貢献していきたいです。
2021年やったこと(その他)
本を読む以外に、レビューをしたり商業誌へ記事を寄稿したりといったチャンスに恵まれた1年でもありました。
まず、Deno Web Development という英語の技術書のテクニカルレビュワーを務めました。日本語の本のレビューすらやったことがないにもかかわらず、英語で書かれた本のレビュワーを務めることになり多少の不安もあったことを覚えていますが、平易な英語で書かれておりスムーズに読み進めることができました。レビューの機会を与えてくださった出版社の方には感謝感謝です。
続いて、技術評論社の技術情報誌 WEB+DB PRESS に「速習Deno」というタイトルで寄稿させていただきました。
当初8ページの予定だったところ、書いてみるとどうしても分量オーバーしてしまって10ページ枠に変更していただいたり、担当の方と密に連絡を取り合いながら記事を完成させていったりしました。やっているときは結構大変でしたが、執筆が終わって実際に書店に並んでいる WEB+DB PRESS を見ると、とても達成感がありました。外部発信を継続的に行うことは、ソフトウェア開発者としての今後のキャリア形成にも必ずつながるものだと思っています。今後もチャンスがあれば執筆ができればと思います。
2022年の抱負
TOEFL 100点
上でも少し書きましたが、TOEFL 100点というのを英語学習の1つの目標と考えていて、今年の目標としてこれを設定しようと思います。
自分の見立てだと、リスニング力を伸ばす(具体的には、25点が安定的に取れるくらい)ことができれば、それに付随してスピーキングおよびライティングの点数も今より高い水準を目指せるようになり、100点に到達できるのではないかと考えています。リスニングを伸ばすのは時間がかかり、勉強しても伸びない期間が長く続くことが予想されるため、モチベーションコントロールもうまくやっていく必要がありそうです。
コンピュータサイエンスの勉強をする
毎年のように同じような目標を設定していますが、毎年のようにコンピュータサイエンスの勉強をすることの重要性を再認識しているということでもあります。あとは純粋に勉強が楽しいというのももちろんあります。
低レイヤを学ぶ上でC++が満足に読み書きできないのはまずいというのを感じているので、C++がある程度手に馴染むよう、何かを書いてみたいなぁと思ったりしています。
人生をがんばる
人生をがんばっていきたいです。丁寧な生活、婚活、健康的な食生活、減量、など。
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