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Demo Day で「わたしのプログラム」を「みんなのプロダクト」へ

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Magic Moment@aqlwah です。

弊社 Magic Moment では、 CEO 村尾が Google 出身ということもあり、 Google のカルチャーに強く影響を受けています。
この記事では、そんな Google にインスパイアされたカルチャーイベントのひとつ、「Demo Day」についてご紹介します。

Demo Day とは

そもそも Demo Day とは、スタートアップ企業が自社のプロダクトや事業計画を投資家などにプレゼンするイベント(ピッチイベント)を指します。
「Google Demo Day」などと検索すると Google が主催している Demo Day がヒットしますが、 Magic Moment が行っている Demo Day はそのような社外向けアピールのイベントではありません。

Magic Moment における Demo Day とは、 Tech チームが主催し、全社( Business 、 Product 、 CS etc ...)に対して開発成果のデモを行うイベントです。
Tech チームの開発体制は2週間単位のスプリントをイテレーションしているので、2週間に一度、そのスプリントの成果を公表する場が Demo Day というわけです。

Demo Day では、 Tech チームの代表者がプレゼンテーションを行い、以下のことを社内の仲間に伝えています。

  • フィードバック(改善要望)をくれた仲間または顧客への感謝
  • ユーザーにとっての Pain とその解決方法
  • プロダクトが得た新たな価値
  • 新たに得た価値を感じられる具体的なユースケース
  • 変更後のユーザーインターフェース(デモ)
  • どのような苦労・チャレンジがあったか

プレゼンテーションの形式については特に決まったフォーマットはなく、プレゼンテーションを担当するメンバーの趣味趣向を凝らして毎回作り上げています。

なぜ Demo Day をするのか

Demo Day は顧客が見るわけではありません。 Tech チームも、人前に出るのが得意な人が多いわけではありません。
それなのになぜこれほど結構な頻度で Demo Day をやっているのでしょうか。
これには現状ただひとつの明確な答えというものは設定されておらず、各メンバーがそれぞれの意義を見出しています。

業務連絡として

Demo Day のひとつの側面は、Magic Moment が開発しているプロダクト Magic Moment Playbook (以下「MMP」とします)のアップデートを周知する場であることです。

いつ、どのような機能がリリースされるかは Slack や全社 MTG などで随時アナウンスはしているものの、コミュニケーションの取りこぼしがあったり、仕様が十分に伝わっていなかったりなどで、Tech チーム以外から見て「気付いたらいつの間にか挙動が変わっていた」のような状態に陥ってしまう可能性もゼロではありません。
ユーザーから質問を受けて Business チームが気付いた、となればサービス提供者としての品質も矜持もあったものではありません。

そのため、実際のデモを通して、プロダクトにどのような変更が加わるのか、ユーザーに対してどのように説明・訴求すればよいのかを実感を伴って全社で共有する、部門間コミュニケーションとしての効果があります。

Dogfooding のアンサーとして

Dogfooding とは、自社プロダクトを自社の業務で実際に使用して改善・品質向上を行う活動を指します。

MMP は、営業現場の変革を促すプロダクトです。
ターゲットユーザーは当然セールスパーソンですが、その MMP を売り込むのは Magic Moment の頼れるセールスパーソンたち( Business チーム)です。もちろん、 Business チームも MMP を利用して営業活動をしています。
すなわち、誰よりも MMP の進化を切望しているヘビーユーザーは、実は Magic Moment で働く私たち自身でもあったりするのです。

その結果として、プロダクトへのフィードバックも活発に行われており、新機能の開発状況への関心も全社的に高く、「プロダクトは全員で育てていくもの」という信念が培われています。
Demo Day は、そんな最も身近なユーザーに対して、フィードバックがいかに実現されたかを直接感謝とともに届けられる場でもあります。

プロダクトの進化を喜ぶお祭りとして

Tech チーム開発責任者の言葉で、筆者がとても気に入っている表現をご紹介します。
それは、 「 Demo Day はプロダクトの進化を喜ぶお祭りである」 ということです。

お祭りとは何かの目的を達するために行われるものではなく、実施すること自体に意味がある、エモーショナルな営みです。
新機能を完成させたエンジニアの達成感や、新機能を待望している他チームのワクワク感が、実際に動くデモを通じて、「良いものが出来たぞ!」という喜びになる。
開発の苦労話のような毒にも薬にもならないエピソードトークを入れると非常に喜ばれる傾向があるのは、Demo Day が実利だけを追い求めた情報共有の場でないことの証拠です。

「お祭り」という表現は、ある意味スタートアップらしいとも言えるシンプルで純粋な視点で、本質を捉えた表現だと感じます。
決してトップダウンに指示されているのでもなく、メンバーがそれぞれの意義をもって参加する。まさしくお祭りです。

Demo Day の様子

Demo Day は、隔週金曜日にオフィスのラウンジに集まって実施しています。(リモート勤務のメンバーは Google Meet でオンライン参加します)
上記の通り重要な意義を持っている Demo Day ですが、実態はわりとカジュアルです。
リラックスした雰囲気でネタも交えつつプレゼンテーションしています。

実施風景

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↑↑ 写真中央でマイクを持っているのが Magic Moment CEO の村尾です。
Tech チームから一方的にプレゼンテーションするだけでなく、CEO や Product チームから「この機能を追加することで、ユーザーにこういう体験をしてもらいたい」のようなプロダクト戦略観点での補足をもらえたり、Business チームから「それってこういう使い方もできるってことですか?」など具体的なユースケースを掘り下げる質問をもらえたり、双方向のコミュニケーションがあります。

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↑↑ 最後は盛大な拍手で締めてくれます。(いつも感謝🙏)

Demo Day の課題

Demo Day をやる意義は Tech チームの全員が共通認識として持っているものの、回を重ねるごとに、頻度高くかかわる人・たまにかかわる人の濃淡が出てきていました。
チーム会で意見交換をしてみると、上がったのは以下のような意見でした。

  • 人前で話すのが得意でない
  • システムのことを非エンジニアにもわかりやすく説明するのは難しい
  • 準備のコストが高い
  • Demo Day をやるのは金曜日だが、金曜日は忙しくなりがち

筆者個人としても非常に共感できる内容です。
特に、「人前で話すのが得意でない」はエンジニアであるなら誰しもが近いものを感じるのではないかと思います。

筆者も何度か Demo Day の登壇を経験させてもらいましたが、Demo Day は社内の注目度が高いがゆえに、ついプレゼンのクオリティにこだわりすぎてしまい、準備コストが高くなりがちです。
当然、独りですべてを推進しようとすると苦しくなります。

話すのが苦手であるなら、話すのが得意なメンバーと協力する。
噛み砕いた説明が苦手であるなら、教えるのが上手いメンバーと協力する。
準備する時間が取れないなら、他のメンバーがフォローに回る。
かかわり方は様々あります。それぞれの得意分野を柔軟に持ち寄ってひとつのものを作り上げることも魅力的なチームワークです。

Magic Moment の Demo Day には「こうあらねばならない」という制約はなく、これからも Tech チーム内での対話を重ねて、チームにとって、会社にとって、よりよい形を模索していきたいと思います。

まとめ

Magic Moment のカルチャーイベントのひとつ、 Demo Day についてご紹介しました。

実際のデモを社内で共有することで、プロダクトの新機能がどのような仕様であるのか、どのようなユースケースであるのかを Business チームや CS チームなどへ理解してもらうことができ、それが結果的に顧客フォローの質へもつながります。
また、 Magic Moment のセールスにも自社プロダクトが活用されており、エンジニア以外のメンバーも強い当事者意識を持ってプロダクトの進化を待望していることは弊社 Magic Moment の特色といえます。
しかしその本質は意外にも、自分たちのプロダクトの進化を喜ぶ親バカ精神なのかもしれません。

プレゼンテーションを伴うイベントはエンジニアにとっては荷が重いこともあるかと思います。
ただ、自分が作ったものを知ってもらいたい、新機能が完成した達成感を分かち合いたいという思いがあるなら、きっと、やってみて後悔はありません。
エンジニアの熱い思いが他のチームに伝わり、それが顧客へ伝わり、プロダクトのさらなる成長へつながることを、私たちは信じています。

最後に

こんな我々とともにプロダクト開発をしたい、という方を全方位で 募集 しています。

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