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Perplexity Deep ResearchとChatGPTに要件定義をしてもらおう

2025/03/11に公開

個人開発でアプリを作る際、市場調査、要件定義、デザインなどを一人でこなすのは大変です。そこで、Perplexity Deep ResearchとChatGPTを組み合わせて、開発の効率をどれだけ向上させられるか試してみました。本記事では、具体的な手順と実際に得られた成果を詳しく解説します。


1. Perplexity Deep Researchで市場調査

1.1 市場調査の目的

市場調査の目的は以下のとおりです。

  • 作りたいアプリの市場規模を把握する
  • 競合となるアプリをリストアップする
  • 競合の強みや弱みを分析する
  • 自分のアプリが差別化できるポイントを見つける

市場のニーズを理解することで、開発の方向性を明確にし、成功の確率を高められます。

1.2 Perplexityを使った市場調査の具体的な手順

1.2.1 市場規模の調査

まずは、作りたいアプリの市場規模を調べます。Perplexityに以下のようなプロンプトを入力します。

習慣化アプリの市場規模を調査してください。
- 競合アプリのリスト
- それぞれの強み・弱み
- 収益化戦略
- ユーザー層の分析

1.3 競合アプリの分析

Perplexityで競合アプリの情報を取得し、どのような特徴があるのかを調べます。

習慣化アプリの競合分析を行いたいです。主要なアプリをリストアップし、それぞれの機能や評価、収益モデルを比較してください。

この情報をもとに、競争力のあるアプリを設計します。


2. ChatGPTで要件を深掘り

2.1 要件定義の目的

要件定義は、開発の指針を決める重要なプロセスです。以下の点を明確にします。

  • アプリの目的とターゲットユーザー
  • MVP(最小限の機能)
  • 競合との差別化ポイント

2.2 ChatGPTを使った要件定義の具体的な手順

2.2.1 アプリの目的とターゲットユーザー

ChatGPTに以下のようなプロンプトを投げます。

この市場調査の結果をもとに、アプリのターゲットユーザーを設定してください。

例えば、

- ターゲットユーザー: 仕事で忙しく、習慣を管理したい30代の社会人
- ペルソナ: 田中さん(34歳、会社員)、運動習慣を身につけたいが続かない

2.2.2 MVPの設計

このアプリのMVP(最小限の機能)を考えてください。

出力例:

- 毎日の習慣を記録できる
- カレンダー表示
- リマインダー機能

3. プロジェクトルールにまとめる

要件が整理できたら、AIツール(CursorやGitHub Copilotなど)にまとめます。

プロジェクトルールにこのアプリの要件を書きました。実現するために不足している機能を追加してください。

大まかな骨子をAIに作成してもらい、そこから細かい実装を進めると効率的です。


4. ChatGPTでアプリのアイコンを作成

4.1 ChatGPTでアイコンのデザイン指示

ここが個人的に一番革命的だと感じたポイント。

このアプリのアイコンを作成してください。シンプルで直感的に内容が分かるデザインにしてください。

こう指示するだけで、これまで検討した内容を考慮したアイコンを作ってくれます!

楽!!!

さらに具体的に、

- 青を基調にする
- チェックマークを入れる
- フラットデザインにする

と指示すると、よりイメージに近いアイコンを作成できます。


5. まとめと今後の展望

この手法を使うことで、市場調査・要件定義・デザインまでスムーズに進められました。特に、Perplexityでの情報収集とChatGPTでのアイデア整理を組み合わせることで、開発の方向性が明確になります。

今後の課題として、

  • AI生成の情報の信頼性をどう担保するか
  • ChatGPTのアウトプットをより精度高くするためのプロンプト設計
  • 実際の開発フェーズでの活用方法の深化

を検討していきます。

ぜひ、この手法を試して、個人開発をよりスムーズに進めてください!

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