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商品レコメンドを考えていたら「アップセル」「クロスセル」に辿り着いた話
はじめに
ECサイトを開発していて、「ユーザーにどう商品をレコメンドするか」を検討していた際に出会ったのが、「アップセル」と「クロスセル」 というマーケティング手法です。
なんとなく耳にしたことはありましたが、実際に自分のプロダクトにどう活かせるのか?
改めて意味を調べてみたら、単なる“ECのテクニック”にとどまらない、奥深い概念だったので備忘録的にまとめておきます
アップセルとは?
アップセルとは、より高価格・上位グレードの商品を提案することで、購入単価を上げる手法のことです。
例:マクドナルドでのアップセル
- 「ハンバーガーください」→「+100円でビッグマック」
- 「ポテトM」→「+50円でポテトL」
このように、“より良いもの”へのアップグレード提案がアップセルです。
ちなみに僕も、気づけば毎回「ポテトLで」と言ってしまうタイプです...🍟
ECサイトでの例
シャンプー購入時
- 「通常サイズ(300ml)」を選択 →「+500円で**大容量サイズ」
イヤホン購入時
- 「スタンダードモデル」 →「+2,000円でノイズキャンセリング付きモデルにアップグレード」
クロスセルとは?
クロスセルとは、関連商品・補完商品を提案して、購入点数を増やす手法のことです。
例:マクドナルドでのクロスセル
- 「ハンバーガーください」→「ご一緒にポテトやドリンクはいかがですか?」
- 「チーズバーガー」→「チキンナゲットも人気ですよ」
つまり、“ついで買いを促す”のがクロスセルです。
マックではいつもセットで頼んでいました... 🍔🍟🥤
ビックマックセット美味しいですよね
ECサイトでの例
- スマホ購入 → ケースやフィルムを提案
- ペットフード購入 → 定期便やおやつも同時におすすめ
実はもっと広い概念だった
調べていて意外だったのは、アップセル・クロスセルは「ECサイト」だけでなく、サービスやビジネスモデル全体の設計にも関係しているという点です。
たとえば:
- サブスク型アプリでの「Proプラン」はアップセルの一例
- Web制作会社が「月額保守契約」を提案するのはクロスセルの一種
- ジムの「パーソナルトレーニング」追加もアップセル
つまりこれは、“売り方”そのものの設計に関わる考え方なのだと感じました。
まとめ
- アップセル:より上位・高価格な商品を提案して単価を上げる
- クロスセル:関連商品を提案して購入点数を増やす
- ECサイト以外にも、SaaS・サービス提供・マネタイズ全般で活用できる
おわりに
マーケティングと聞くと難しく思いがちでしたが、こうして実例と結びつけてみると、
プロダクトのUIやプラン設計に活かせる考え方がたくさんあることに気づきました。
ECに限らず、「ユーザーの選択肢をどう見せるか」「どう価値を広げるか」は、全てのプロダクトに関わるテーマ。
今後も学びながら、プロダクト設計に活かしていきたいと思います。
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