【ネットワーク基礎】プロトコルとは
IPv4やIPv6はインターネットプロトコルの種類ですが、そもそもプロトコルとはなんでしょう。
この点を理解するため、ざっくり解説していきます。
プロトコルとは?
プロトコルとは、機器同士が理解できる 「共通の約束事」のことを指します。いわば、「お互いが通信するためのルール」のことです。
インターネットはプロトコルに基づいて動いているとも言えます。
プロトコルを理解するための例え
この意味を理解するために、よく人同士のコミュニケーションが例として挙げられます。
人同士のコミュニケーション
生まれた国が違う2人が会話をしようとしても、使う言語が異なると、お互いが何を言っているのか理解することができません。
しかし、共通の言語(ここでは英語)を使用することで会話をする、コミュニケーションをとることができます。
コンピュータも同じです。
コンピュータ同士がコミュニケーションを取るためには、お互いが理解できる共通のルールを決めておく必要があります。これがプロトコルなのです。
コンピュータ同士のコミュニケーション
わたしたちが住む世界には使用する言語として、英語やドイツ語、スペイン語などコミュニケーションの手段が様々あります。
コンピュータの世界でも、使用する共通ルールはさまざま存在します。
以前の解説で触れたIPもプロトコルの1種です。
また、プロトコルは階層ごとに役割分担することで、複雑な通信を実現しています。
※今回はざっくりプロトコルについて理解することを目的としているため、階層については別記事にまとめていきます。
プロトコルの具体例
1. IP(Internet Protocol)
インターネット上の住所のルールのことです。
「データをどこに送るか」 を決めています(IPアドレス使用)。
2. TCP(Transmission Control Protocol)
確実にデータを届けるためのルールのことです。
「データが届かなかったら再送する」「順番通りに並べる」 などの保証を行なっています。
3. HTTP(HyperText Transfer Protocol)
ウェブ閲覧におけるルールのことです。
ブラウザとサーバー間で 「ページを表示して!」「はい、どうぞ!」 とやり取りを行ないます。
まとめ
今回は、プロトコルについてざっくり全体像を解説しました。
今回紹介したプロトコルの具体例以外にも階層ごとにプロトコルが存在します。
OSI参照モデルやTCP/IPモデル、その他理解を深める要素がさまざまありますが、その点は別記事でまとめていきます。
誤っている情報がありましたら、気兼ねなく教えてください!
それではまた!
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