ChatGPTの「ディープリサーチ機能」と通常のチャットはどう違う?実際に試して分かったこと
はじめに
最近「ChatGPTのディープリサーチ機能(Deep Research)」という言葉を見かけるようになりました。
でも正直私はこう思いました。
「普通にChatGPTに質問するだけで、調べて答えてくれるんじゃないの?」
「わざわざ“ディープリサーチ”を自分で操作する必要ってあるの?」
この記事では、実際にChatGPTの無料プランを使って、色々と質問してみた体験をもとに、
- 通常のチャットとディープリサーチの違い
- いつどんなときにディープリサーチが使われているのか
- それでも「自分で直接(有料プラン)で使う」メリットはあるのか?
を整理してご紹介します。
ChatGPTは「勝手にディープリサーチしてくれる」?
結論から言うと、
✅ 無料プランのChatGPTでも、必要に応じて勝手にウェブ検索(ディープリサーチ)してくれます。
たとえば以下のような質問をしたとき、ChatGPTは自動で最新のWeb情報を取得し、要約を返してくれました。
質問例
- 「今日、○○市で開催されたイベントを教えて」
- 「XXニュースについて、雑談で話せるように要約して」
- 「この記事(noteのURL)の要約をして」
これらすべて、ChatGPTが内部でディープリサーチ機能を使い、必要な情報を自動取得・要約してくれました。
想定回答が頭の中にあるものを質問しましたが、結果に違和感なかったです。
「じゃあ自分で直接(有料版を)使う必要ある?」→ 答えは「場合によっては Yes」
らしい・・・。
ここまで聞くと、
「いやもうそれで十分じゃん」
という気持ちになるかもしれません。私もそう思ってます。
実際、質問力さえあれば、ChatGPTが適切に情報を取ってきてくれるので、多くの人にとってはそれで十分そうです。
それでも自分でディープリサーチを直接使える(=Plusプランの特典)メリットがあるのか、ChatGPTに質問した結果です。
✍️ こんなことができる(有料プランのメリット)
やりたいこと | 通常チャット | ディープリサーチ(直接操作) |
---|---|---|
検索元のURLを指定 | ❌ できない | ✅ URLを貼って指示できる |
検索結果の取捨選択 | ❌ ChatGPTまかせ | ✅ 自分で比較・指示可能 |
複数のソースを横断比較 | ⭕ 一部可能 | ✅ より明示的にコントロール可能 |
ニュース・リリースの要約 | ⭕ できる | ✅ 内容をより精密に指定できる |
技術トレンドや業界分析 | ⭕ できる | ✅ 出典や信頼性の精度を上げられる |
今回やってみてわかったこと(まとめ)
- 自分でディープリサーチを操作するのは、調査・分析・リサーチ系の用途が明確なときに力を発揮する
- ChatGPTは通常の質問でも、ChatGPTが必要と判断すればWeb検索してくれる(無料プランでもOK)
- 試してみたところ、ディープリサーチでしかできない と言われたことを通常チャットに聞いても答えはくれた。答えの精度が変わるのかどうかは追調査したい
- 「調べてほしいことを自然な日本語で頼めるか」=質問力がカギ
おわりに
ChatGPTを使う上で「無料でも意外と何でもできるじゃん」と感じております。
「質問力 × ChatGPTの判断力」だけでかなりの範囲がカバーできることを実感しました。
謎が深まったところで今回の実験は終了しましたので、追調査をお楽しみに・・・。
ネクスト実験
実際に有料会員として登録して、同じ質問を投げてみてディープリサーチと通常チャットを比較する。
💡補足:ディープリサーチを直接使いたくなりそうなシーン
は、こちららしいby ChatGPT
- 記事執筆やプレゼン資料で、出典付きの正確な情報が欲しいとき
- 複数のソースを読み比べて、比較検討したいとき
- 競合リサーチや企業分析をする場面
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