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【AWS SAA-C03】AWS EFSについて
Amazon EFS (Elastic File System) とは?
Amazon EFS は、AWSが提供するフルマネージドのファイルストレージサービスです。NFS(Network File System)プロトコルをサポートし、EC2インスタンスや他のAWSサービス間で共有可能なスケーラブルなストレージを提供します。
特徴
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スケーラビリティ
- ストレージ容量が自動で増減(ペタバイト級)。
- 必要なときに容量を気にせず利用可能。
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共有ファイルシステム
- 複数のEC2インスタンスや他のサービス(EKS、Lambdaなど)で同時にアクセス可能。
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高い可用性と耐久性
- データは複数のアベイラビリティゾーン(AZ)間で自動的にレプリケーション。
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低レイテンシアクセス
- ミリ秒単位の低レイテンシでデータにアクセス可能。
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アクセス制御
- POSIX互換のアクセス制御をサポート。
- IAMポリシーやセキュリティグループによるアクセス制限。
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ストレージクラス
- Standard: 頻繁にアクセスされるデータ向け。
- Infrequent Access (IA): アクセス頻度が低いデータ向けでコスト削減可能。
ユースケース
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コンテンツ管理
- Webアプリケーションで画像や動画を共有。
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データ分析
- 複数の分析ツール間でデータを共有して処理。
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DevOps
- 開発環境やテスト環境での共有ストレージ。
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ビッグデータ処理
- 分散コンピューティング環境で共有データストレージとして使用。
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コンテナアプリケーション
- KubernetesやECSのワークロードで永続的なストレージとして利用。
覚えておくべきポイント
特徴 | 説明 |
---|---|
スケーラビリティ | 容量は無制限で自動スケーリング。アプリケーションのスループットに応じて性能を拡張。 |
可用性 | データは複数のAZ間で冗長化。高可用性でミッション・クリティカルなアプリケーションに対応。 |
ストレージクラス | 標準とIAの2種類。IAはコスト削減に有効だが取り出しコストが発生。 |
料金モデル | 保存データ量、アクセス頻度、データ転送量に基づいて課金される。 |
ファイル共有 | 複数インスタンス間で同時アクセス可能。NFSプロトコルを使用。 |
Amazon EFS と他のストレージサービスの比較
特徴 | Amazon EFS | Amazon EBS | Amazon S3 |
---|---|---|---|
ストレージタイプ | ファイルストレージ | ブロックストレージ | オブジェクトストレージ |
スケーラビリティ | 自動スケーリング | 固定容量 | 無制限 |
アクセス共有 | 複数インスタンス間で共有可能 | インスタンス固有 | 複数アプリケーションで共有可能 |
ユースケース | ファイル共有、分析 | データベース、OS | バックアップ、アーカイブ |
試験対策のポイント
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ユースケースを理解する
- EFSは、共有ストレージや低レイテンシが求められる環境で最適。
- 単一インスタンスでの使用は、EBSの方が適している。
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ストレージクラスの選択
- 頻繁にアクセスするデータにはStandard。
- アクセス頻度が低い場合は Infrequent Access(IA)でコストを削減。
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他サービスとの統合
- EKSやECSで永続的なストレージとして利用。
- Lambdaでのデータ共有に活用可能。
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