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【AWS SAA-C03】AWS Snowball とは?
AWS Snowball は、大量のデータを効率的にAWSクラウドに移行するための物理データ転送デバイスです。ネットワーク経由での転送が非現実的な場合(大容量データ、高速転送が必要な場合)に使用されます。
特徴
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大容量データ移行
- 数十テラバイト(TB)からペタバイト(PB)規模のデータを効率的に移行可能。
- 高速でコスト効率の高いデータ転送を提供。
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物理デバイス
- AWSが提供する耐久性の高いデバイス(耐衝撃性、防水性)が利用される。
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セキュリティ
- デバイスには256ビットAES暗号化が施され、専用のキー管理システム(KMS)でセキュリティが確保される。
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オフライン転送
- インターネット接続を使用せず、オフラインでデータを移行。
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拡張可能なファミリー
- Snowball Edge: コンピューティング機能を搭載。
- Snowcone: 小規模なデータ転送向け。
- Snowmobile: 数ペタバイト以上の超大容量データ移行用トラック。
ユースケース
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大容量データ移行
- 数十TB〜PB級のデータをクラウドに移行する必要がある場合。
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データセンターの移行
- 既存のデータセンターのデータをAWSへ移行。
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災害復旧
- 災害復旧時にローカルストレージのデータをクラウドにバックアップ。
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リモートロケーション
- ネットワークが遅い、または接続が不安定な場所でのデータ移行。
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ハイブリッドクラウド
- オンプレミスとクラウド間でデータを頻繁にやり取りする環境。
AWS Snowball のバリエーション
タイプ | 用途 | 特徴 |
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Snowball | 大量データ移行 | 最大80TBのストレージ容量。ネットワークが遅い環境での効率的なデータ転送。 |
Snowball Edge | データ移行 + エッジコンピューティング | ストレージ(最大100TB)に加えて、EC2インスタンスやLambdaの実行をサポート。 |
Snowcone | 小規模データ移行 | 小型・軽量(8TB)。リモートロケーションやIoTアプリケーション向け。 |
Snowmobile | 超大容量データ移行 | 100PB以上のデータをトラックで移動。大規模データセンター移行に最適。 |
AWS SAA-C03 試験で覚えるべきポイント
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Snowballの用途
- ネットワークが遅い、または非現実的な場合にオフラインで大量のデータを移行。
- オンプレミスデータのクラウド移行、災害復旧、大規模データセンター移行に利用。
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Snowball Edge の追加機能
- ストレージに加え、エッジコンピューティング(EC2、Lambda)をサポート。
- データ処理をクラウドに転送する前にエッジで実行可能。
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セキュリティ
- データは転送中も保存中も暗号化され、専用KMSキーで管理。
- デバイス返却時にデータはAWSが確実に削除。
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バリエーションの選択基準
- データサイズとユースケースに応じて、Snowball、Snowball Edge、Snowcone、Snowmobileを選択。
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コスト効率
- ネットワーク転送が高額または遅い場合に、Snowballを使用することでコストを削減可能。
Snowballと他のデータ転送サービスの比較
特徴 | Snowball | Direct Connect | S3 Transfer Acceleration | Datasync |
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データ転送方法 | 物理デバイスでオフライン転送 | 専用ネットワーク接続 | インターネットを高速化 | ネットワークを利用した転送 |
データサイズ | 数十TB〜PB | 大規模データ(帯域依存) | 小〜中規模(高速アップロード) | 小〜中規模(ネットワーク依存) |
ネットワーク要件 | 必要なし(オフライン) | 高速ネットワーク接続が必要 | インターネット接続が必要 | インターネット接続が必要 |
ユースケース | 大量データ移行、災害復旧 | 低レイテンシな継続的データ転送 | S3への高速アップロード | データの一括または定期転送 |
試験対策ポイントまとめ
- Snowballの目的:ネットワークが非効率な場合にオフラインで大量データを転送。
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バリエーションの選択基準:
- 小規模 → Snowcone。
- 標準 → Snowball。
- エッジコンピューティング含む → Snowball Edge。
- 超大規模 → Snowmobile。
- セキュリティと暗号化:データは暗号化され、KMSキーで管理。
- 用途の理解:オンプレミスからクラウドへの移行や災害復旧。
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