🎉
【AWS SAA-C03】Amazon Keyspaces とは?
Amazon Keyspaces (for Apache Cassandra) は、AWSが提供するフルマネージド型のNoSQLデータベースサービスです。Apache Cassandraと互換性があり、スケーラブルで高可用性のある分散データベースを提供します。オンプレミスや既存のCassandraベースのアプリケーションをAWSに移行する際に最適です。
特徴
-
Apache Cassandra 互換
- Cassandra Query Language (CQL) に完全対応。
- 既存のCassandraツールやアプリケーションをAWSに移行可能。
-
フルマネージド
- サーバーレス設計のため、インフラ管理が不要。
- プロビジョニング、パッチ適用、バックアップが自動化。
-
スケーラビリティ
- 自動スケーリングで、トラフィックに応じてスループットを調整。
- 数万のリクエスト/秒を処理可能。
-
高可用性と耐障害性
- マルチAZ配置による高可用性。
- データは複数のアベイラビリティゾーンで冗長化。
-
セキュリティ
- データは保存時および転送時に暗号化。
- IAMを使用したアクセス制御。
-
料金モデル
- 容量や使用したスループットに基づく従量課金制。
ユースケース
-
IoTデータ管理
- 大量のセンサーやデバイスデータをリアルタイムで収集・管理。
-
レコメンデーションシステム
- ユーザーの行動履歴を保存し、パーソナライズされたおすすめを提供。
-
セッション管理
- ウェブアプリケーションでのセッションデータを高速で保存・取得。
-
時系列データの保存
- 日時ベースのデータを効率的に管理(例: ログデータ、取引履歴)。
-
分散データベースの移行
- Cassandra環境をAWSに移行し、運用負荷を削減。
AWS SAA-C03 試験で覚えるべきポイント
-
Cassandra 互換性
- Keyspacesは、Apache CassandraのCQLに準拠している。
- 既存のCassandraアプリケーションを変更なしで移行可能。
-
フルマネージドの利便性
- 手動でのクラスタ構築やメンテナンスが不要。
- サーバーレス設計で運用コストを削減。
-
スケーラビリティ
- 自動スケーリングにより、大量のトラフィックや高スループットに対応。
-
高可用性と冗長性
- マルチAZ配置により、耐障害性と可用性を確保。
-
料金モデル
- 使用したスループット(読み取り/書き込み)とストレージに基づいた課金。
-
ユースケースの理解
- 特にIoT、時系列データ、セッション管理、レコメンデーションに適している。
Amazon Keyspaces と 他のAWS NoSQLサービスの比較
特徴 | Amazon Keyspaces | Amazon DynamoDB | Amazon ElastiCache |
---|---|---|---|
ストレージタイプ | NoSQL(カラム指向) | NoSQL(キー/バリュー) | インメモリ |
ユースケース | Cassandraアプリの移行、時系列データ | 高スループットなアプリ、IoT | キャッシュ、セッション管理 |
スケーラビリティ | 自動スケーリング | 自動スケーリング | 手動または自動スケーリング |
クエリ言語 | CQL(Cassandra Query Language) | キー/バリュー操作API | 非対応 |
まとめ
AWS SAA-C03試験では、KeyspacesがCassandra互換のフルマネージド型NoSQLデータベースであること、およびDynamoDBやElastiCacheとの違いを理解しておくことが重要です。また、特定のユースケース(IoT、セッション管理、時系列データ保存など)に適した選択肢としてKeyspacesを活用する設問が出題される可能性があります。
Discussion