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VSCode 1.89 リリース ブランチ切り替え時にエディターの状態を復元可能に 他

2024/05/04に公開

概要

リリースノート全文はこちら
気になったものを抜粋します。

ブランチ切り替え時にエディターの状態を復元可能に

今までは、ブランチを切り替えてもエディタの状態は引き継がれていました。
新機能として、ブランチを切り替えたときのエディタの状態を保持できるようになりました。
レビューなどでブランチを切り替えて、戻ってきたときに改めてファイルを開きなおす、といった手間が省けることになり、楽が出来そうです。

設定値

機能の有効化:scm.workingSets.enabled
初めてブランチにcheckoutしたときの設定:scm.workingSets.default

リモート接続したWindowsから、WSLへの接続可能に

これまではローカルのWindowsからのみ、WSLへ接続可能でした。
これがリモート接続したWindowsからもWSLへ接続できるようになりました。
遠隔操作が捗りそうです。

GitHub Copilot関連

ターミナルチャットのデフォルト昇格

ターミナルチャットがデフォルトに昇格し、Ctrl+Iでターミナルで使えるようになりました。

リネーム提案ボタンの追加

名前変更の提案を受け付けたいコード部分を選択し、F2ボタンを押すと、
欄の右側にスパークルアイコンが出てきます。
このアイコンを押すことで、名前変更提案を簡単にトリガーできます。

Markdown関連

Markdownでの画像・ビデオのプレビュー機能強化

今までプラグインで賄っていたリンク先のプレビュー機能がビルドインになりました。

パス補完時のリンク先プレビュー表示

Markdown内でリンクや画像のパス補完の際に、小さなプレビューでリンク先の内容が表示されるようになりました。
これにより、目的の画像やビデオをより簡単に見つけることができます。

markdown内でのリンク先プレビュー表示

markdown内のパスにカーソルを合わせると、プレビューが表示されるようになりました。

markdown利用時のヘッダーリネーム機能の改善

F2キーでヘッダーの名前を変更する機能があり、関連するリンクも自動的に更新されます。
特に、同じ名前のヘッダーが複数存在する場合の処理が改善されました。
たとえば、"Example"というヘッダーが2つある場合、
それぞれに一意のID(#example, #example-1)が付与され、リンクはそれに対応します。
ヘッダー名を変更すると、リンクも適切に更新され、古いリンクが無効になることなく適切に機能するようになりました。

# Readme
- [Example 1](#_example)
- [Example 2](#_example-1)

## Example
...

## Example

↓ F2ボタンで置き換え

# Readme
- [Example 1](#_first-example)
- [Example 2](#_example)

## First Example
...

## Example

Discussion