生成AIとメモリー機能に、タスク管理の未来を見た
実際にやってみた
今や、ChatGPTはタスク管理サービスとしても機能するようになりました。
この程度は予測の範囲内です。ここからが本番です。
「A社との契約」といった曖昧な表現でも、ちゃんとキャッチしてくれます。ちなみに他にも~~契約が約10タスク程度登録されている中での反応です。
何が "状態" なのかを理解してくれます。わざわざ人間が状態を設定する必要もありません。
改めて状況を聞いてみましょう。
締結が済んだことを知らせます。その後「完了したタスクは?」の一覧に "締結完了" と、これが終わっていることを認識していることがわかります。
定期的なタスクも問題ないですね
考察と求めていたこと、そして今後
ChatGPTの「メモリ(Memory)機能」は、 "ユーザーがチャットで入力した情報を記憶し、それを参照して回答に活かす" (引用元: Wired)機能です。シンプルに考えればストレージであることから、こういった芸当も可能なのでしょう。
本格的な利用においては、自分でコントロールできる永続ストレージやRAG(Retrieval-Augmented Generation)との組み合わせが必要となりそうですが、そこは問題では無いでしょう。
また、アラームが無いって話もありそうですが、定期的にプロンプト投げ込むFaaSと組み合わせればできるでしょう。
※もちろん、ちゃんとやらないとタスクが消えたりする可能性があるから、そこは注意だよ
要するに、既存のタスク管理ツールの機能の比較では無いという事が本質だと考えています。
多少異なるニュアンスの吸収。ご覧いただいた通りですね。これこそ私が欲しかったタスク管理に求めていたことです。例えばタスク名や状態が多少ブレても理解してくれる「気の利かせ方」。これがあるわけです。
そして、タスクの分解と併合。これも欲しかったんです。今回は書いてませんが、やってみたら分解してくれるし、類似タスクの併合もやってくれます。例えば "A記事のレビュー" が存在している状態で "A記事の確認" を入れると、「すでにありますよ、マージしますね」的に動いてくれます。すでに登録されているのか否かを人間側が配慮する必要がなくなります。
今後考えられることは
- 終わったタスクから、週報や自己評価を自動生成
- 実績に基づいた新たなタスク時間の見積もり
- タスクの適切な割り当て候補
こんなことも可能になるでしょうねー
今回はタスク管理という業務にフォーカスしたけど、状態を持つあらゆる業務に適用できると考えられそうです。 "~管理サービス、~管理ツール" は、新たなステージが来そうですね。
たとえばERPとかERPとかERP。
― Max
Discussion