5年ぶりの自作キーボード: Keyball61 を組み立てた
前回と思われる記事が以下で、5年半ぶりに自作キーボードを組み立てたのでメモ。
Infinity ErgoDox を組み立てた 2017 - Qiita https://qiita.com/ma2ge/items/d7f951a19b556a720641
完成した Keyball61
キット内容と工具
Keyball61 のキットとそれに必要なパーツ類をまとめて買いました。
- キーボードキット: Keyball61
- 遊舎工房さんから購入しました => https://shop.yushakobo.jp/products/5358
- Shirogane Lab さんはこちらのページ => https://shirogane-lab.com/products/keyball61
- キースイッチ: Kailh Midnight Silent V2 Switch / Linear
- 今まで赤軸を使っていたのですが若干うるさいのが気になっていたので静音を選択
- https://www.kailh.net/collections/pre-lubed-switches/products/kailh-midnight-pro-silent-switch-set
- naoya さんの公開されているキースイッチのリストから良さそうだったのを選びました
- トラックボール: ぺリックスの黄色
- 写真は薄い黄色だったのですが実物は黄土色という感じでちょっと思ってたのと違いました。。。
- https://perixx.com/products/perixx-peripro-303gyl-glossy-yellow-1-34-inch-34mm-durable-trackball
- Pro Micro: USB-C タイプのものを2つ
- キーキャップ: 余っているものを適当に使う
- その他: TRRS ケーブル、USB-C ケーブル
- LED は光らなくてもいいよねと思っているのと、半田付けが難しいとのことでやめました。
必要な工具類は公式ビルドガイドを参考に用意しました。
組み立て
ビルドガイドを元に粛々と組み立てていきます。この辺りはガンプラと一緒で何も考えない貴重な時間が楽しですね。丁寧な説明書がとても親切で助かりました。
ダイオードの半田付けが想像以上に細かくて苦労している様子。
基板のキースイッチ用に空いている穴の大きさが左右で異なっていて、片方は無理矢理キースイッチを入れてしまって、スイッチが変形してしまうほどだったので、ものによって上手く加工できているものいないものがあるのかもしれませんね。自分は紙やすりを使って同じ程度の穴となるように削ってことなきを得ました。
基板にあるロゴがかっこいいですね。作り手のこだわりを感じてとてもいいです。
気づいたことなど
5年ぶりに作ったので前回と異なっていたことなど。
当時もあったかとは思うのですが、キースイッチソケットが便利でいいですね。自作キーボードを使っていてだんだん反応の悪いキーとか出てくるのですが、エレクトロニッククリーナーと接点復活剤で修理してもまた調子が悪くなっていくので、スイッチを丸ごと変えられるのはかなり助かります。あとせっかくなので他のスイッチも試してみたい(沼に入ってしまいそうw)
Remap が便利でした。Pro Micro へファームウェアを書き込んだ後に、キーマップだけの変更ができる神ツール。以前はファームの書き込みとセットだったので、細かいキーマップの変更とかちょっと手間だったんですよね。
キーボードコミュニティが盛り上がっていて、ショップとかもたくさんある。以前はあまり国内のショップはなくて Drop(以前の Massdrop) とかで海外からキーボードに必要な部材を取り寄せていました。そのため物が届くのに早くても数週間、長いと数ヶ月とか待つのが普通だったので、今回 Keyball61 が光の速さで届いたのは驚きました。注文して翌日くらいには配達通知が来たので、遊舎工房さんの発送手続きも相当早かったと思います。熱が冷める前に作れるのはとてもいいですね。
作り終えての感想
実は前々からキーボードから手を離さないで済みそうな Keyball61 が欲しかったのですが、コロナに入った頃にマウスを購入してしまっていて、Keyball61 を買ってしまうとそれを使わなくなってしまうなぁと躊躇していました。日が経って購入したマウスもそれなりに使った&スクロールセンサーが若干微妙な動作なのと、元々使っているキーボードのスイッチが少し前から不調になってきていたので今回購入に至りました。完成品を触ってみてトラックボールで操作できるのが本当に便利で素晴らしいです。その上キーボードのサイズも ErgoDox 系より小さいので机のスペースが広く感じられるのもいいところですね。
それとキースイッチが思ったより静かでコトコトと打ちやすいのも結構インパクトがありました。なんとなく赤軸ととそんなに大きく変わるものではないだろうと勝手に思っているところがあったのですが、全部これにしたいかもって思うくらいにはいい感触です。うまく説明できないけど、赤軸だったら MacBook のキーボードでもどっちでもいいかなって思うところを、今回のは MacBook のキーボードよりもこっちで打ちたいという感じがありました。
ちなみにこの記事はせっかくなので新しいキーボードで入力しています。まだ新しいマッピングに慣れてないものの、キーボードの位置から動かさないで済むのが快適。また機会があれば2台目用、それか全く異なるコンセプトのキーボードでも作りたい。
Resources
- 今回お世話になったショップ
- 遊舎工房ショップ - 自作キーボード専門店 https://shop.yushakobo.jp/
- 自作キーボードの店 Daily Craft Keyboard https://shop.dailycraft.jp/
- TALPKEYBOARD - 自作キーボードとパーツのセレクトショップ - https://talpkeyboard.net/
- Remap https://remap-keys.app/
- (初心者編)Remapを使ってキーマップを書き換えよう - 自作キーボード温泉街の歩き方 https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/remap-manual
- Keyball61 のビルドガイド https://github.com/Yowkees/keyball/blob/main/keyball61/doc/rev1/buildguide_jp.md
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