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【合格体験記】基本情報技術者試験を受けてみて

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受験までの経緯

ソフトウェア開発に携わるようになり、約6年が経ちました。
その間、研修やセミナー含めて幾度となく基本情報技術者の試験内容やそれに関連した知識を学ぶことがありました。しかし、学習はしたものの本当に身についているのか怪しい状態になっており、それを確かめたい気持ちと「そろそろ何か公に発表できる結果が欲しい」と思い始めたことで、受験を決めました。

試験形式

基本情報技術者試験は2023年4月から大きく形式が変わりました。
https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2022/20220425.html
受験を考えている方にとっては大きなトピックだと思います。

  • 春と秋の年2回の試験から通年試験へ
  • 問題数&試験時間の縮小

これによって、受験するハードルが大きく下がったように思います。

※2025年03月24日時点の情報です。最新の試験についてはこちらから。

勉強方法

実際に行った勉強方法を紹介します。
冒頭に「過去の研修で~」みたいなことを書きましたが、ほぼ全ての単元に綻びがありましたので、全範囲を網羅的に勉強しました。

ペースとしては平日夜を中心に10時間/週を目安に行いました。期間は1ヶ月弱で、35~40時間でした。

使用した教材一覧

科目A(旧午前問題)対策

とにかく過去問演習

色んな場所で散々紹介されていますが、結局これです。受験して改めて最も効率的だと思いました。CBT化に伴って過去問の公開が一部のみになりましたが、旧午前問題を含めた公開されている10年分を解くことで充分対策になりました。

活用したのは基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場と合格教本です。合格教本は令和3年度版を使いましたが、辞書として活用(後述)するのに問題ありませんでした。

  1. 過去問を解く
  2. 間違えた問題を記録
  3. 解説が分からなければ合格教本で調べる
  4. 間違えた問題を翌日解く

ひたすら上記の繰り返しです。

過去問道場は間違えた問題を記録する機能があるので活用できます。私は間違えた問題を翌日に再挑戦することで、知識が定着しやすかったと思います。
合格教本は辞書のように使いました。解説が理解できなかったり、抜けている分野が見つかれば都度調べるという使い方です。
過去10年分の問題で、8割以上安定して正答することを目標としました。

科目Aは10分程度の短い時間でも勉強しやすいので、通勤や通学などのスキマ時間で行うのもよいと思います。

科目B(旧午後問題)対策

疑似言語

科目Bは全20問のうち16問が疑似言語の問題(則ちプログラミングの問題)なので、疑似言語対策を積むことが合格への近道だと考えて取り組みました。

使用したのは出るとこだけ!です。この参考書の例題と演習問題を2周しました。
過去問を例に、疑似言語の具体的な解き方が丁寧に解説されているので、効率よく得点に結びつけられたと思います。

プログラミング経験があればかなりアドバンテージが取れると思いますが、

  • 疑似言語ならではの出題形式や解答方法に慣れた方がよい
  • 過去問と完全に同じではなくとも、似た処理を実行する問題が繰り返し出題されている

という理由から、結局のところ科目Bも過去問演習がとても重要だと思いました。

ある程度纏まった勉強時間(1時間以上くらい)が確保できるときは、科目Bを優先的に勉強していました。

受験した感想

「そういえばこんなのあったな・・」や「あーそうだった!」と勉強しながら思うことが何度かありました。今回のタイミングで受験しなければ完全に忘れ去られた知識である可能性が高いので、合格できたことを含めて本当によかったです。
応用情報技術者試験の前哨戦としても最適ですので、多くの方にお勧めできる試験だと思いました。

ラグザイア

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