入社してからの4年を振り返って
はじめに
2021年春に新卒で入社してから、早いもので4年が経ちました。
この度委員会からの依頼を受けまして、この4年間を振り返って自分のことを書いていきます。
自己紹介
現在、Ruby on Railsで開発をしているエンジニアです。
2021年春に新卒で入社し、3ヶ月の研修を経て今の案件に配属されました。
そこから4年間、同じ案件に携わらせてもらっています。
入社までの話
大学では情報系の学部でしたが、プログラミング言語の経験はC言語とJavaを授業で少しやって、その後、卒論を書くに当たってPythonを使った程度でした(今はもう全然書けません😄)。
そのため自分の中ではエンジニアを明確に目指していたわけではなく、就職活動の一環として技術職も受けていたという感じでした。就活中はコロナで合同説明会がなくなったり、バイト先の募集も止まって電車代を賄うのが大変だったりと地味な苦労しつつ、その割に周りはどんどん就職を決めていたので焦っていたことを覚えています。
そんな折に拾ってくれたのがラグザイアでした。私の代は私一人だけの入社でしたので不安もありましたが、今となっては比較される同期がいなくて精神的には良かったのかなとも思います。
入社後
入社当時を振り返って
入社の少し前からフィヨルドブートキャンプというスクールで、研修を受けさせてもらっていました。Macを使うこと自体はじめてだったので、最初はスクロールもできず苦労した記憶があります。入社してからの2ヶ月間はフィヨルドの研修の続きをやり、その後社内研修のアプリの開発に移り、1ヶ月間開発をしていました。
実際に動くアプリを作り上げるということは初めてで、今なら簡単できるであろうこともかなり時間をかけながら1つ1つこなしていました。しかし、この研修のおかげでアプリを1から作るということのイメージを掴むことができました。
この頃は働いてないのに給料が発生しているという状態にプレッシャーがあって、かなり苦しかったのを覚えています。過去の自分、やめないでくれてありがとう。
入社1年目(研修後)
研修が終わってからは、今の案件に配属されました。環境構築でもなかなか苦労しました。
研修で作ったのとは比べ物にならないようなファイルの数とコード量に圧倒され、最初は変更を行う箇所を調べるのにもとてつもなく時間がかってしまっていました。質問をする時も、それが「知っていて当然のことなのではないか」という疑念があって、それを払拭するために調べるというフェーズを何度も繰り返していたため今から思うとだいぶ非効率的な進め方をしていたと思います。
また、後輩として入ってくる人も経験者の方が多かったので後輩という感覚はなく、「世の中以外と転職が多いんだな」などと考えていました。
入社2〜3年目
仕事に慣れて安定し始めていた時期で、この頃にRubyの新人研修も初めて担当させてもらいました。アプリ開発では一緒に入ってくれていた先輩の手際の良さに驚きました。自分がいつかその段階に行けるのかという不安もありましたが、とても良い経験になりました。
資格勉強をしてRuby Goldを取得したのものこの頃でした。今まで曖昧に記憶していた部分を明確に覚え直す必要が出てきたので、普段自分が如何に検索に頼っていたのかがわかりました。2回ほど落ちてから、ようやく合格しましたがそれ自体がRubyについての復習にもなり、普段使っていない部分にまで知ることができたので取って良かったと思っています。
成長を感じた瞬間
記憶に新しいですが、4年目はかなり停滞してしまっていた年だったと思います。仕事はこなしていたけれど新たに何かを習得することはできていなかったです。勉強を始めても長続きせず挫折してしまう、ということを繰り返していました。
しかし、新たに2名の方の新人研修を担当させてもらったことで、自分が以前の研修の時よりも明らかにコードの理解度が上がっているということに気づくことができました。ただ、レビューはちょっと自分の好みが入り過ぎてしまっていたように思っています。今後は気をつけます😅
現在
今年に入って、初めて案件に新しい人が加入することになりました。新人研修以外で人に教えるということがなかったので、とても良い経験をさせてもらっています。
私も案件に入ってすぐの頃は、やはり右も左も分からない人間だったので、新人の方がわからないこともある程度察することができるだろうと考えていました。
しかし、実際に仕事をしてみるとなかなかうまくいかないことが多かったです。
基本的には自分の経験をもとに、「この辺りがわからないだろうな」という想像でアドバイスをするのですが、実際には別の箇所がわからなかったり、出してもらったプルリクエストを見て、「なるほど、そう判断するのか」という驚きや発見があったりとかなり刺激をもらっています。
間違っている箇所を指摘、訂正できても、そもそも間違いが少なくなるようにするということや、新人さんが仕事を進めやすいような、理解しやすい単位での説明をするということはできていないのが現状で、自分の力不足を痛感しています。
これからの展望
自分の課題も山積みですが、新人さんの対応も始まって以前に比べると忙しくなってきていると思います。
しかし、今年度に入ってからはレビューや助言する機会も増え、どのように教えれば伝わりやすいか、どのような計画を立てればスムーズに仕事が進むかなどを考えることで、自分の成長には確実につながっていると感じています。
今年度始まったばかりですが、充実した仕事ができるようにしていきます。

株式会社ラグザイア(luxiar.com)の技術広報ブログです。 ラグザイアはRuby on RailsとC#に特化した町田の受託開発企業です。フルリモートでの開発を積極的に推進しており、全国からの参加を可能にしています。柔軟な働き方で最新のソフトウェアソリューションを提供します。
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