クライアントサイドへのSLI/SLOの導入についてSRE NEXT 2024で話します

2024/07/25に公開

株式会社Luup SREチームに所属しています、ぐりもお(@gr1m0h)です。

この記事は、2024/08/03 - 04 に開催されるSRE NEXT 2024 での登壇内容の紹介です。
私は「Enabling Client-side SLO」という題で、8/4 14:10 からTrack B で発表します。興味があればぜひ参加ください。

https://sre-next.dev/2024/schedule/

内容

SRE NEXT 2024のオフィシャルサイトに書いてある通りです。

Luupでは、電動アシスト自転車、電動キックボードなどの電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を提供しています。Luup SREチームでは、各開発チームがSREを実践しSLI/SLOを自律的に設計・実装・運用できるようにEnabling SREを進めています。「Enabling SREを進める」とはいえSREのプラクティスは多くあるため、まずはSREのコアとなる要素であるSLOをEnablingすることにしました。
これまでは、開発組織全体とIoT開発チームに対してEnabling SLOをおこなってきました(SRE NEXT 2023の登壇)。この活動をさらに拡大するため、クライアントサイド(iOS, Android)のSLOを計測し始めた話を共有します。
AndroidやiOSの開発チームを巻き込みながら、プロダクトマネージャーと共にクライアントサイドのSLOを運用し始めるまでの取り組みを、スタートアップ独特の企業の特性や課題を踏まえて共有します。

見どころ

昨年に引き続き、SLO周りの推進をしています。

内容に記載のとおりですが、これまでは開発組織全体とIoT開発チームに対してEnabling SLOを行ってきました。この活動によって、開発組織全体に対してSLOというものを意識付けられ、土台を作成することができました。また、IoT関連のAPIのSLOの運用やIoTサービス特有のSLOの検討も進んでいます。

これまでの活動内容については、SRE NEXT 2023 でお話しした通りです。

https://zenn.dev/luup_developers/articles/sre-grimoh-20231002

今回はこの続編です。

各開発チームがSREを実践しSLI/SLOを自律的に設計・実装・運用できるようにEnabling SREを進めていますが、この活動をさらに拡大するため、クライアントサイド(iOS, Android)のSLOを計測し始めた話を共有します。

"SLI/SLOを開発組織に導入するためにEnabling SREを行う" というのはよく見る話かと思います。しかし、スタートアップでのEmbedded SREの難しさやクライアント側(iOS, Android)でSLOを設定するということの難しさに対する試行錯誤はあまり他では見られないので、見どころになると思います。

ぜひ遊びに来てください!

想定聴講者

想定しているターゲットとしては以下のような方です。

  • SLI/SLOを開発組織に導入したい方
  • スタートアップの企業でSREを導入、推進したい方
  • iOS, Android等クライアントサイドでSLOの導入を考えている方

上記と内容重複しますが、この発表を聞くと以下のようなことが得られると思います。

  • クライアントサイドでSRE、SLI・SLOを実践していくための方法
  • SLI・SLOを開発者、PdMに伝導、導入するための方法と考慮点

さいごに

2024/08/04 Abema Towersで会いましょう!

SRE NEXT 2024では、昨年に引き続き運営スタッフとしても参加するので当日は忙しいかもしれないのですが、懇親会や休憩時間など見かけたら声をかけていただけると嬉しいです!


最後に、弊社のプロダクト開発やSRE、使用技術に興味を持っていただけた方は、以下のリンクからお気軽にご連絡ください!私のX(Twitter)アカウントでもDMを受け付けています。
副業や転職をお考えの方だけでなく、気軽に話を聞きたいという方も大歓迎です!

https://recruit.luup.sc/

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