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try! Swift Tokyo 2025 に参加してきました!

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はじめに

こんにちは!iOSエンジニアとして、LUUPアプリを開発している @tsuboyan5 です。

2025年4月9日〜11日に開催された try! Swift Tokyo 2025 に、Luup の iOS エンジニア3名で参加してきました。
セッションやブースを見てまわりつつ、多くのエンジニアの方とも交流できました。この記事では、その様子をお伝えできればと思います!

try! Swift Tokyo 2025 について

try! Swiftは、Swiftを使った開発のノウハウや最新の事例を共有するために、世界中から開発者が集まるカンファレンスです。
今回の try! Swift Tokyo は昨年から場所を変えて、初の立川での開催でした。


立川ステージガーデンの入り口

会場は、立川ステージガーデン。駅から15分ほど離れた場所にありましたが、街が綺麗に整備されていて歩くだけでも楽しくなりました!本当に立川住みたい。

全体の流れ

今年の try! Swift Tokyo は、3日間通してセッションが目白押しでした。日付によってふんわりとカテゴライズがされていたようです。

  • 1日目: i0S 17,16,15などの新機能 というセッションから始まり、自社のプロダクトに取り入れられそうと感じられる実用的なセッションが多く感じました

  • 2日目: 空間コンピューティングやリッチなUI/UX表現への挑戦といった先進的・開拓的なテーマが多かったように思います。夜は会場を移動して、懇親会も行われました

  • 3日目: Swift や Apple プラットフォームの世界を広げてくれるようなセッションが多く感じました


気になったセッション

iOS 17, 16, 15などの新機能 (@v_pradeilles)

ここ数年で追加されたが、「バージョンの壁」を理由に見逃していた便利 API を改めて取り上げてくれているセッションでした。

iOS 15で追加された日付フォーマットの formatted(date:time:) メソッドや、iOS 17 から追加された scrollTargetBehavior など、便利なAPIやModifierが多数取り上げられ、思わず自社アプリのiOSサポートバージョンを見直したくなるようなセッションでした。
ちなみに、LUUP iOSアプリは記事執筆時点でiOS16+をサポートしています。

https://www.youtube.com/watch?v=qY09lmDo7GU&t=1s

Appleプラットフォームにおけるセキュリティリサーチとバウンティハンティング入門 (@insidegui)

個人的にもっとも興味深かったセッションです。

実際の API の内部実装をライブ風に解析したり、Apple にレポートするプロセスを解説するなど、他ではなかなか聞けない貴重な内容でした。

Ramboさんは Xcode が開発者の Apple ID を平文で defaults に保存していた問題を偶然発見、報告して 7,500 USD を受領したこともあるそうです。

また、Apple Security Research Device Program を活用すると、セキュリティー検証専用の端末(公式Jailbreak端末!?)をAppleから受け取れるそうです。1台欲しいですね。


報酬のリアルさをユーモアを交えて伝えていた Gui Rambo さん

https://www.youtube.com/watch?v=FKaIqpQydYc

📺 try! Swift Tokyo 2025 セッション一覧

ここでは一部の紹介にとどめていますが、他にも魅力的なセッションがたくさんありました。気になった方は、次のリストから視聴できます!

https://www.youtube.com/playlist?list=PLCl5NM4qD3u_Azg7gKw5CK_DqSLeb4QMY


ブース

セッションの合間で、企業ブースを巡ってきました。
今年も参加者には、スタンプラリーカードが配られるなど、楽しみながらすべての企業ブースを回るための仕掛けがありました。


クイズで盛り上がるLINEヤフーさんのブース


今年も気がつけば全てのスタンプが埋まっていました


懇親会

2日目のおわりには After Party に参加!


今年の After Party は浜辺でBBQスタイルでした🍖

懇親の場では各社のエンジニアの皆さんと杯を交えながら、プロダクト開発の苦労話、採用戦略、エンジニアのキャリアパスまで、多彩なテーマで語り合うことができました。


公式アプリが進化していた

公式アプリには、タイムスケジュールや地図といった基本的な機能に加えて、今年から「AI通訳」という機能が搭載されていました。

海外からの登壇者も多く、ほとんどのセッションが英語で進行する中、アプリ上でリアルタイムに同時通訳が表示される様子には、まさに未来を感じました。しかも、翻訳の精度も十分高く感じられました。

これは、今後の国際カンファレンスにおける新しいスタンダードになっていくかもしれませんね。

公式アプリ自体はオープンソースになっており、構成もモダンなのでアプリ開発の参考にさせてもらいたいと思います!

リポジトリはこちら


おわりに

たくさんのユニークで充実したセッションを聞くことができたことはもちろんですが、エンジニア同士で交流する機会が得られたことは貴重な経験になりました!
運営スタッフの皆さん、会場でお話してくださった皆さんありがとうございました。

PS: 今回、会場でインドから来られたエンジニアの方が声をかけてくださったのですが、英語が拙くて上手く話せず。。来年は海外エンジニアともっと上手くコミュニケーションできるように英語の勉強も頑張らねばと思いました...!

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