⚡️

Retoolでできることまとめてみた

2024/03/12に公開

こんにちは。らすく(@lusk_eng)です。

最近 Retool という SaaS ツールを触っているのですが、今後活用の幅を広げていきたい、もっと広げられるのでは?と思い、主に、Retool 公式ドキュメントを参考にできることをまとめてみました。

Retool とは?

ローコードでアプリケーションやワークフローを作成できるツールです。
利点は扱えるデータベースや API が多様で、汎用性の高いツールであることだと思います。

https://retool.com/

できること

早速ですが、Retool でできることをまとめていきます。

アプリケーションの作成(Web・モバイル)

様々なデータベースや API に接続し、データを取得・更新・削除・作成するアプリケーションを作成できます。

簡易的なものであれば、30 分くらいでサクッと作れるのがめちゃくちゃ魅力です。

  • 多様なデータベース接続
  • 多様な API 接続

https://retool.com/integrations

フォームの作成

アンケートフォーム、申込フォーム、マスタデータの登録フォームなど様々なフォームを簡単に作成できます。

基本的なフォーム要素が提供されており、装飾も柔軟に対応しているため UI/UX に拘れる点が魅力的です。

BI ダッシュボードの作成

BI ツールのビジュアライズとして基本的に要素は用意されています。

  • 統計表示
  • 期間比
  • プログレスバー、サイクル
  • 棒グラフ
  • 折れ線グラフ
  • 円グラフ

その他にも、ヒートマップや地図などもあります。

ワークフローの作成

ワークフローにより、ジョブ、アラート、ETL タスクを構築、スケジュール、監視できます。ユーザーの介入を必要とせずにプロセスを自動化し、条件に基づいてアクションを実行できます。

トリガー実行は以下の 2 つが利用できます。

  1. スケジュール実行
  2. Webhook による実行

※自動的にトリガーされた場合、サービス利用料とは別に料金が発生します。

https://docs.retool.com/workflows/concepts/best-practices

便利な機能

様々なデータソースの接続

Retool は様々なデータソースに接続できます。

外部 DB 以外に retool 内部にデータベースを持てたり、ファイルを格納しておくストレージも提供しています。

サポートしているデータソースは公式サイトから確認してみてください。

https://retool.com/integrations

Retool Utils メソッド

  1. アニメーションの追加(utils.confetti()
  2. クリップボートにコピー(utils.copyToClipboard()
  3. ページ内アラート(utils.showNotification()
  4. 現在地取得(utils.getCurrentPosition()

https://docs.retool.com/reference/apps/global/methods/utils

アプリのバージョン管理

アプリの更新に合わせてバージョン管理ができます。

  • Major (v1.0.0)
  • Minor (v0.1.0)
  • Patch (v0.0.1)

リリースバージョンの指定も簡単に行えるため、バージョン管理がしやすいです。

カスタム JavaScript の実装

カスタム JavaScript でさまざまな挙動を実装することができます。
例えば、入力フォームの制限を追加したり、入力フォームの値を一括でクリアしたり、エンドポイントを叩いたり、アニメーションを追加したりと、様々なことを実装することができます。

AI の利用

Retool Vectors を使用すると、テキストを保存し、AI モデルが意思決定を行うために必要な数学的データを生成できます。

学習に利用できるデータ

  • プレーン テキスト
  • PDF ドキュメント
  • 一般にアクセス可能な Web ページのテキスト
  • Retool Database

外部サービスへの埋め込み

Retool Embed を使用すると、外部の Web アプリに Retool アプリを埋め込むことができます。ユーザーは Retool にログインすることなく、アプリを操作することができるようになります。

ユーザーごとの権限設定

アプリ、リソース、ワークフローへのきめ細かなアクセス制御を可能にするユーザー権限を作成することができます。

ソース管理

GitHub、GitLab、AWS CodeCommit、Bitbucket、Azure Repos などのリモート ソース管理管理 (SCM) プロバイダーでのプル リクエストを使用して、アプリ、ワークフロー、リソースへの変更を管理できます。

シングル サインオン (SSO)

すべてのプランで Google の SSO は使用できます。

IdP のロールを Retool 権限グループにマップしたり、Retool の SCIM 統合を使用してユーザーを自動的にプロビジョニングをしたい場合は、Enterprise プランのみ可能です。

監査ログ

Retool をメインアプリケーションとして利用する場合、重要な機能になりそうです。

その他

Retool はコミュニティが熱く、コミュニティサイトDiscord サーバー もあります。
かなり盛んなコミュニティのため、わからないことはこちらで質問してみるのも良いかもしれません。

まとめ

この記事をまとめるにあたって、使ったことのない機能を知ることができました。
機能リリースも頻繁にあるのでもっと Retool を使い込んでいきたいですね。

Discussion