Closed4
Node.jsで作ったReactアプリをHonoで配信したい on DenoDeploy
やりたいこと
Deno DeployでWebアプリを動かしたい
しかしDenoでフロントエンドやるのは面倒そうだったのでNode.jsで開発したい。
構成は表のとおり
ランタイム | 技術スタック | |
---|---|---|
フロントエンド | Node.js | React, Vite, Tailwind |
バックエンド | Deno | Hono |
フロントエンドはDenoで開発しない。
Node.jsで開発して得られた静的ファイルをHonoで配信する。
バックエンドはHonoでフロントエンド向けのAPIを開発する。
やること
- Node.jsで開発して得られた静的ファイルをHonoで配信できるか
- 静的ファイルからAPIコールできるか(オリジンを動的にできるか)
- スムーズに開発するためのまとめ
Node.jsで開発して得られた静的ファイルをHonoで配信できるか
作業の流れ
- 下記テンプレートをそのままビルドして静的ファイル生成
- DenoでHonoインストールし静的ファイル配信。ローカルで動作確認
- Deno Deploy上で動作確認
1. 下記テンプレートをそのままビルドして静的ファイル生成
下記テンプレートを使用する。
npm run build
で実行するとdist/
に静的ファイルが生成された。
2. DenoでHonoインストールし静的ファイル配信。ローカルで動作確認
下記の流れに沿ってHonoインストール
静的ファイルをバックエンドのプロジェクト配下に配置
~/tmp/deno-hono-webapp0629$ ls
README.md deno.json deno.lock main.ts static
~/tmp/deno-hono-webapp0629$ ls static/
assets favicon.svg index.html robots.txt
static/
配下の静的ファイル配信するよう設定
import { Hono } from 'hono'
import { serveStatic } from 'hono/deno'
const app = new Hono()
app.use('/*', serveStatic({ root: './static/' }))
Deno.serve(app.fetch)
すると問題なく表示された。
- Deno Deploy上で動作確認
deployctlコマンドでそのままデプロイ
~/tmp/deno-hono-webapp0629$ deployctl deploy --project=hono-webapp0629 --entrypoint=main.ts
~省略~
該当ページにアクセスすると問題なく表示された。
ということで、API叩かない静的ファイルをHonoで配信することはできた。
静的ファイルからAPIコールできるか(オリジンを動的にできるか)
作業の流れ
- バックエンドで簡単なAPI作る
- フロントエンドでAPIコールするようにする
- ローカルで動かす
- Deno Deployで動かす
1. バックエンドで簡単なAPI作る
3パターンの名前をランダムに返すAPIを作った。
app.get('/api/random_name', (c) => {
const num = Math.floor(Math.random() *3);
let name;
switch (num) {
case 0:
name = "Alice"
break
case 1:
name = "Bob"
break
default:
name = "Eve"
break
}
return c.json({"name": name})
})
2. フロントエンドでAPIコールするようにする
ロード時にAPIを叩いて取得した名前をコンポーネントに表示するようにした
const [data, setData] = useState<string>('')
useEffect(() => {
const fetchData = async () => {
try {
const response = await fetch(`${APISERVER}/api/random_name`)
if (!response.ok) {
throw new Error('Network response was not ok')
}
const jsonData = (await response.json()) as RandomNameResponse
setData(jsonData.name)
} catch (error) {
console.error('Error fetching data:', error)
}
}
fetchData()
}, [])
return (
<div className="relative overflow-hidden bg-white">
<div className="h-screen sm:pb-40 sm:pt-24 lg:pb-48 lg:pt-40">
<div className="relative mx-auto max-w-7xl px-4 sm:static sm:px-6 lg:px-8">
<div className="sm:max-w-lg">
<div className="my-4">
<Avatar size="large" src={logo} />
</div>
<h1 className="text-4xl font-bold tracking-tight text-gray-900 sm:text-6xl">
Welcome! {data}
</h1>
~省略~
このとき、APIのオリジンは静的ファイルがホスティングされているサーバのオリジンとしている。
const APISERVER = location.origin
3. ローカルで動かす
- フロントエンドのソースをビルド
- バックエンドの
static/
に配置 - 実行
名前が表示されること確認できた
4. Deno Deployで動かす
deployctlで実行
deployctl deploy --prod --project=hono-webapp0629 --entrypoint=main.
ちゃんと動いた
まとめ
Node.jsで開発して得られた静的ファイルをHonoで配信することができた。
DBがDeno KVになることさえ許せば趣味程度のWebアプリは作れそう。
すぐ開発できるようテンプレートのようなものを作った。
このスクラップは5ヶ月前にクローズされました