SendGrid API と自社アプリを連携させる方法(メリット編)
はじめに
こんにちは、ラブグラフのエンジニアのDaichiです!
突然ですが、皆さんの会社ではメール送信用の SaaS などは利用していますか?
私達の会社ではマーケティング用のメールの送信には SendGrid という SaaS を利用しています。
今回の記事では SendGrid API と自社アプリを連携させるメリットに関して紹介していきます!!
今回の記事は連載企画となっており、今回の記事でメリットを紹介し、次回の記事で具体的な方法を紹介していきます!
個人的には主に2つのメリットがあると考えています。
- オプトアウト対象ユーザーの管理、制御を SendGrid 側でおこなえる
- メールテンプレートをエンジニア以外のメンバーが編集できる
以下で詳しく述べていきます!
1.オプトアウト対象ユーザーをグループで管理できる
SendGrid には配信停止グループという機能があります。この機能はその名の通り、配信停止対象のユーザーをグループ分けできる機能です。
ユーザーがオプトアウトをする際に事業者側で指定された配信停止グループを選択することができます。
例えばマーケティングメールに対して、事業ごとに配信停止グループを作成するとします。
事業ごとに配信停止グループを分けることで、ユーザーが特定の事業に関してのみ配信停止を希望する場合に対応することが可能です。
(もちろん全てのメールの配信停止を選択することも可能です)
この機能のおかげで、メールを受け取りたい人に送り、受け取りたくない人には送らないという当たり前のことがより正確におこなえます。
2.メールテンプレートをエンジニア以外のメンバーが編集できる
SendGrid のテンプレート機能を利用することで、エンジニア以外のメンバーがメールテンプレートを作成、編集できます。 SendGrid API を用いて SendGrid と自社アプリを連携する際にはテンプレート機能に SendGrid Dynamic Template 機能を利用することが可能です。
Dynamic Template 機能は HTML を記述してテンプレートを作成する Code Editor と、要素をドラッグ&ドロップしながらノーコードでテンプレートを作成できる Design Editor の2つの方法を選択することができます。
ノーコードでテンプレートを作成する Design Editor を利用すれば、エンジニア以外の職種の方でも簡単にメールテンプレートを作成することが可能です。
メールテンプレートを少し変えるためだけに、エンジニアに開発要望を出すのはハードルが高いと感じるかもしれません。Dynamic Template 機能を利用すれば、エンジニア以外のメンバーも気軽にテンプレートの作成・編集ができるため、マーケティング職の方などがメール施策を気軽に試すことが可能になります。
弊社でも実際にメールテンプレートはマーケティング職やプロダクトマネージャーの方が作成・編集しています。
ノーコードで編集可能と記述しましたが、オプトアウトタグを利用する際には少しコーディングの必要があります。それに関しては以下の記事をご覧ください。
終わりに
今回の記事では SendGrid API と自社アプリを連携させてメールを送信するメリットに関して紹介させていただきました!次の記事では具体的なやり方に関して取り上げます!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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