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我慢できずにソラカメ+SORACOM FluxでSlack通知システムを作成・検証した話
はじめに
最近は時折、SORACOMを用いたアーキテクチャをなんとなく考えて記事にしてましたが、我慢できずにソラカメ+SORACOM Fluxでアプリを作成・検証しました。
作成したアプリ
作成したのは以下のようなアプリです。画像認識にGeminiを利用しているのは、私の観測範囲上、マルチモーダルでの処理はGeminiが強いと感じているからです。
- 30分おきにイベントを発火
- ソラカメから画像を取得
- Gemini 2.5 flashで画像認識
- 条件に応じて、Slackに通知
今回は適当に「手を挙げている人がいたら通知」という条件で作成しました。
以下は通知した結果です。
Slack側の仕様変更により、WebhookのイベントはSlackワークフローを別途作成する必要があります。今回はイベントを貰ったらSlackに通知するワークフローを作成しました。Webhookのパラメータとして、「text」を指定しています。
検証して感じたこと
検証して感じたことを以下に記載します。
- 並列処理がしやすい(画像参照)
- 一つの画像から複数の画像分類を行いやすい。
- 「モーション検知・サウンド検知」イベントでアプリを動かすと、クレジット消費が激しいので、特にこだわりない場合は「インターバルタイマー」を使うと良い
- 「操作を実行する SAM ユーザー」の設定は慎重に
- 一度設定すると変更が手間で、誤った設定をした場合はSAMユーザーの管理側で設定を直す必要がある
- それをしない場合は同じチャネルを作成して新規SAMユーザーを作成し直す必要があり、手間がかかる
- カメラを発注して次の日に届き、設定して上記アプリを作成・検証まで2時間程度でできた。
- テスト実行ができるので、デバッグがしやすい
おわりに
今回は我慢できずに作成・検証しました。元々IoTシステムの方が古巣に近い分野なので、考えていたアーキテクチャがおおよそ実現可能そうであることがわかって良かったです。ソラカメの画像を転送するだけでもSORACOM Fluxは有用ぽいですかね。
1ヶ月ライセンスを買っているので、しばらく継続して検証していきます。
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