TestFlight リリースversionの変更のやり方 iOS
今回は、TestFlightに出すアプリのversion
の変更の仕方を解説します。
versionの変更の仕方は参考記事が少なかったので、つまづいてる人が多いと思います。
この記事では、『誰でも手軽にアプリのversionを変更する方法』を紹介していきます。手順自体もコンパクトになっておりますので、ぜひ読んでみてください。
一度やってしまえば以降はサクサクとversion変更ができます。
✅今回の内容
- アプリのversionとは
- バージョンの変更の仕方①
- バージョンの変更の仕方②
✅メイン内容
🛠 アプリのversionとは
1. versionの数字の意味
アプリやWebサイト等でよく見かけるversion
にはv
の後に数字が並んでいます。
あの数字の意味について軽く解説しておきます。
【よく見かけるversion構成】
v X.Y.Z(i)
X
: メジャーバージョン
見た目や操作性に影響を及ぼすような大きな変更やページの追加など
Y
: マイナーバージョン
細かな機能向上や部分的な情報の追加やページの修正など
Z
: パッチバージョン
バグ修正や誤字脱字の訂正など
i
: ビルドバージョン
開発内試験等で行うさらに細かな修正など
version
の構成は上記で全て統一されています。
初めてアプリをリリースするときは必ず『v1.0.0(1)
』です。
🛠 バージョンの変更の仕方①
1. Xcodeからversionを変更する(Xcode)
Xcodeでアプリのversionを変更するには下記の場所をクリックします。!
下にスクロールすると、『Idenity』があるので、そこの『Version』『Build』を変更します。
変更後、archiveを作成すればversion
が変更されています。
archiveの作成方法
flutter build ios
が完了したら、
該当アプリの『Runner.xcworkspace』をダブルクリックしてXcodeを開きます。
ビルドするデバイスの選択で『Any iOS Device (arm64)』を選択します。
その後、Mac上部のタブから『archive』をクリックします。
アーカイブが完了すると、下記の画面が表示されます。
これでアーカイブの作成は完了です。
🛠 バージョンの変更の仕方②(pubspec.yaml)
1. pubspec.yamlからversionを変更する
アプリの開発言語がFlutterの場合、Xcodeからversion
を修正しても反映されない事があります。
その場合は、プロジェクト内の『pubspec.yaml』からversion
を変更します。
pubspec.yamlの一番上にあります。
//変更前
version: 1.0.0+1
//変更後
version: 1.0.0+2
変更後、お決まりのコマンドを入力します。(大事)
flutter build ios
その後、Xcodeでarchiveを作成します。
archiveの作成方法
flutter build ios
が完了したら、
該当アプリの『Runner.xcworkspace』をダブルクリックしてXcodeを開きます。
ビルドするデバイスの選択で『Any iOS Device (arm64)』を選択します。
その後、Mac上部のタブから『archive』をクリックします。
アーカイブが完了すると、下記の画面が表示されます。
これでアーカイブの作成は完了です。
先ほど変更したversion
が反映されています。
✅まとめ
今回は、アプリのversionの変更の仕方について解説しました。
Xcodeは度々変更が反映されなかったり、UIが変わったりするので厄介ですね。。。
versionの変更以外にも、TestFlightにアプリをリリースする方法も解説してますので、
気になる方は是非読んでください。
今回はここまで
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