blender モデリング時の下絵の挿入方法
先日初めて、キャラクターモデリングを行ったのですが、下絵を使用してモデリングを行おうと思ったら、下絵の挿入方法が分からなかったので、色々なサイトで調べた結果、一番良かった方法をまとめました。
これから紹介する下絵の設定方法が、いろいろなサイトを調べた中で一番モデリングが行いやすかったです。ショートカットキー等の説明も含めているので、この設定の流れを掴めば以前より早くモデリングを行う事ができます。
✅今回の内容
- 下絵の準備
- 下絵を表示
- 下絵のプロパティ設定
✅メイン内容
🛠 下絵の準備
モデリングを行う前に製作物の情報を入手します。
基本的には下記の情報が必要となります。
- 三面図
- 参照画像(5枚程度)
入手した画像を3Dビューポート上で下絵としてセットすることで、製作物の形状の再現が容易になります。
動物や人、植物の図面が欲しい場合はDimensions.com、車や船の図面が欲しい場合はDrawingdatabase.comで探してみるのがおススメです。
Dimensions.com
Drawingdatabase
また参照図面はブラウザ検索やO-DANといった
無料のフリー画像サイトから様々な角度の画像を入手できます。
O-DAN
🛠 下絵の表示
下絵となる三面図や参考画像を入手できたら、3Dビューポート上に表示させてみましょう。
1. 正面図の表示
blenderに下絵を追加します。
『shift
+A
』→『画像』→『参照』から三面図を読み込みます。
テンキーの『1
』で正面からの視点に切り替えて、うまく表示されているか確認します。
G
キーで位置調整します。
2. 他視点の表示
正面図を複製して、他視点の図面も配置していきます。
正面図を選択して『shift
+D
』で複製を行い、『R
→Z
→90(入力)』でZ軸回りに90°回転させます。
テンキーの『3
』で表示されているのを確認して、G
キーで位置調整を行います。
側面図ができましたら
- 上(天面図)
- 後ろ(背面図)
からの視点も側面図と同様の手順で表示させましょう。
その時、対面の画像が重なると位置調整が難しいので、
画面右上のアウトライナーの『👁🗨』をクリックして非表示してから位置調整を行いましょう。
🛠 下絵のプロパティ設定
正面図、側面図、天面図、背面を3Dビューポート上に用意できましたら再度、S
キーの拡縮とG
キーの移動で位置調整を行います。
位置調整ができましたら、モデリング時に下絵を見やすくするために、下絵を選択して『オブジェクトプロパティ→ビューポート表示』の『最前面』をチェック。
このままですと、オブジェクトが見ないので下絵を選択して『オブジェクトデータプロパティ→不透明度』にチェックを入れて数値を0.2~0.3程度に設定します。
これにより、モデリングの際にオブジェクトを追加しても下絵が半透明になり、透けて見えるようになります。
以上でモデリング前の下絵の設定は完了となります。🍎
✅まとめ
今回は、下絵の簡単な設定方法について解説しました。
実際には求めている三面図が見つからないことが多くあり、手書きで下絵を作成するケースもあります。しかし、下絵があるだけで、仕上がり具合に大きく変化が出るため、
下絵の存在はクオリティに繋がります。
もし、これからblenderを学習する上で、
下絵の設定方法で悩んだらこの記事を参考にしてください。
今回はここまで
Discussion