🎉

blender HDRI画像で360°背景を設定する方法

2023/07/08に公開

今回はHDRIを使って360°背景を設定するまでの手順を解説します。

blender内でHDRI画像を使って背景を綺麗な青空にしようとしたら、設定の方法を失念してしまっていたのでHDRI画像の色調などの編集方法も併せて、まとめておきます。

✅今回の内容

  1. HDRIとは?
  2. 設定方法
  3. HDRIの編集方法

✅メイン内容

🛠 HDRIとは?

HDRIとは 『High Dynamic Range Image』 の略で
高い輝度幅を持つ画像のことです。

簡単に言うと、ライティングなしでも明るく
限りなく現実に近い画像となっています。

例として、こちらのHDRI画像を背景として設定していきます。

フリーのHDRI画像はPoly Heavenというサイトで収集するのがオススメです。

🛠 設定方法

1. 環境テクスチャの設定

まず、画面右の『ワールドプロパティ』を開き
サーフェス内の『カラー』横の黄色い丸をクリックします。

一覧の中から『環境テクスチャ』を選択します。

『マテリアルプレビュー』がピンク色になっていれば
設定できています。


2. HDRI画像を適用

環境テクスチャを設定できたら
次は『開く』からHDRI画像を適用させます。

背景が変われば適用成功です。


3. シェーディングからの設定方法

実は、シェーディングからHDRI画像を設定する方法もあります。
真ん中のタブから編集するノードの対象を『ワールド』に変更します。

shift+A→『テクスチャ』→『環境テクスチャ』を選択し
背景ノードと『カラー』をつなぎます。

『開く』からHDRI画像を選択できたら
マテリアルプレビューで確認してみましょう。

🛠 編集方法

編集については、シェーディングからノードを追加することで色調などの詳細な設定を行うことができます。

右側のワールドプロパティのカラー内の『ベクトル』→『マッピング』に変更して『ベクトル』横の青い丸から『テクスチャ座標生成』を選択すると、HDRI画像を移動させたり、回転することができるようになります。

次にHDRI画像を暗くしていきます。

shift+Aから『カラー→RGBカーブ』ノードを
背景ノードとHDRIのノードの間に追加します。

カーブの位置を調整することで光の加減を調節して、
全体的に暗くしたりできます。

明るさの調節は

  • 背景ノードの強さ
  • アンビエントオクルージョン
  • ブルーム
  • スクリーンスペース反射
  • レンダータブ→カラーマネジメント

でも可能です。

✅まとめ

今回はHDRI画像の設定方法を解説させていただきました。

HDRI画像は手軽に高クオリティの背景を配置できますので
非常にオススメです。

ノードの設定も勉強すれば様々な編集が可能となるので
色々と試してみるのもいいかもしれません。

今回はここまで 

Discussion