blender HDRI画像で360°背景を設定する方法
今回はHDRIを使って360°背景を設定するまでの手順を解説します。
blender内でHDRI画像を使って背景を綺麗な青空にしようとしたら、設定の方法を失念してしまっていたのでHDRI画像の色調などの編集方法も併せて、まとめておきます。
✅今回の内容
- HDRIとは?
- 設定方法
- HDRIの編集方法
✅メイン内容
🛠 HDRIとは?
HDRIとは 『High Dynamic Range Image』 の略で
高い輝度幅を持つ画像のことです。
簡単に言うと、ライティングなしでも明るく
限りなく現実に近い画像となっています。
例として、こちらのHDRI画像を背景として設定していきます。
フリーのHDRI画像はPoly Heavenというサイトで収集するのがオススメです。
🛠 設定方法
1. 環境テクスチャの設定
まず、画面右の『ワールドプロパティ』を開き
サーフェス内の『カラー』横の黄色い丸をクリックします。
一覧の中から『環境テクスチャ』を選択します。
『マテリアルプレビュー』がピンク色になっていれば
設定できています。
2. HDRI画像を適用
環境テクスチャを設定できたら
次は『開く』からHDRI画像を適用させます。
背景が変われば適用成功です。
3. シェーディングからの設定方法
実は、シェーディングからHDRI画像を設定する方法もあります。
真ん中のタブから編集するノードの対象を『ワールド』に変更します。
shift+A
→『テクスチャ』→『環境テクスチャ』を選択し
背景ノードと『カラー』をつなぎます。
『開く』からHDRI画像を選択できたら
マテリアルプレビューで確認してみましょう。
🛠 編集方法
編集については、シェーディングからノードを追加することで色調などの詳細な設定を行うことができます。
右側のワールドプロパティのカラー内の『ベクトル』→『マッピング』に変更して『ベクトル』横の青い丸から『テクスチャ座標生成』を選択すると、HDRI画像を移動させたり、回転することができるようになります。
次にHDRI画像を暗くしていきます。
shift+A
から『カラー→RGBカーブ』ノードを
背景ノードとHDRIのノードの間に追加します。
カーブの位置を調整することで光の加減を調節して、
全体的に暗くしたりできます。
明るさの調節は
- 背景ノードの強さ
- アンビエントオクルージョン
- ブルーム
- スクリーンスペース反射
- レンダータブ→カラーマネジメント
でも可能です。
✅まとめ
今回はHDRI画像の設定方法を解説させていただきました。
HDRI画像は手軽に高クオリティの背景を配置できますので
非常にオススメです。
ノードの設定も勉強すれば様々な編集が可能となるので
色々と試してみるのもいいかもしれません。
今回はここまで
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