はじめに
私が勤務している 株式会社L&E Group では、GitHub Copilot の Enterprise プランを契約しており、メンバー全員が GitHub や VS Code で GitHub Copilot を使うことができます。
契約当初は、コード補完くらいしか機能がありませんでしたが、それからたくさんのアップデートがあり、現在ではコーディングエージェントやコードレビューなど、様々な機能が搭載されています。
私は、今まで Devin や Claude Code などの AI ツールも使ってきましたが、現在は GitHub Copilot をメインで使っています。
今回は、そんな私の GitHub Copilot の使い方をいくつかご紹介します。
注意点
GitHub Copilot とは
GitHub Copilot とは、GitHub が提供している AI コーディングアシスタントです。
コード補完やコードレビュー、コーディングエージェントなど、様々な機能が搭載されており、開発者の生産性を向上させることができます。
GitHub Copilot は、GitHub や VS Code、Neovim など、様々な開発環境で使用することができます。
GitHub Copilot のプラン
GitHub Copilot のプランには、「個人向け」と「ビジネス向け」があり、「個人向け」には3つのプランが、「ビジネス向け」には2つのプランがあります。
プランによって、使える機能や LLM の種類が異なります。
また、グレードが上のプランでは、プレビュー段階の機能も使用できるようになります。
コストと機能のバランスを考慮して、適切なプランを契約し、GitHub Copilot を使ってみてください。
私の GitHub Copilot の使い方
1. コード補完
コード補完は、GitHub Copilot の最も基本的な機能で、私は契約当初からずっと使っています。
私は普段、VS Code でコードを書いています。
コードを書いていると、GitHub Copilot が自動的に続きのコードを提案してくれます。
提案されたコードは、Tab キーで受け入れ、Esc キーで拒否することができます。
メソッド名からコードを推測して提案してくれたり、コメントからコードを生成して提案してくれたりします。
2. Agent モード、Ask モード
VS Code では、サイドバーにチャット画面を開くことで、GitHub Copilot と対話することができます。
モードと LLM を選択することで、GitHub Copilot に質問したり、コードの説明を求めたり、コードの生成を依頼したりすることができます。
私は、主に Agent モードと Ask モードを使っています。
Agent モード
このモードは、GitHub Copilot に指示を与えることで、自律的に作業を進めてくれるモードです。
プロジェクト全体を考慮したうえで、複数のステップにわたるアクションを実行してくれます。
私は、以下のような場面で Agent モードを活用しています。
- 新機能の実装：「〇〇機能を実装して」と指示すると、必要なファイルを作成・修正してくれる
- バグ修正：「〇〇のバグを修正して」と指示すると、問題を特定して修正してくれる
- リファクタリング：「〇〇部分をリファクタリングして」と指示すると、複数のファイルにまたがるリファクタリングを実行してくれる
現時点では、作成・修正したコードをそのまま提出できるレベルではありませんが、最後に自分で微修正すれば問題ないレベルのコードを生成してくれるため、開発の効率化に大きく役立っています。
このように、複数のファイルにまたがる作業が必要な場合は、Agent モードを使うようにしています。
Ask モード
このモードは、GitHub Copilot に質問を投げかけて、回答を得ることができるモードです。
ブラウザで ChatGPT や Claude に質問するのと似ています。
私は、一般的な質問をしたり、コードの説明を求めたり、簡単なコードの修正を依頼したりする場合に、Ask モードを活用しています。
どちらかというと、Agent モードよりも Ask モードの方を使うことが多いです。
3. コーディングエージェント
この機能は、GitHub の Issue の Assignees に GitHub Copilot を割り当てることで、GitHub Copilot が自律的にコードを書いてくれ、最終的に Pull request を作成してくれる機能です。
基本的な用途は Agent モードと似ていますが、GitHub Copilot がバックグラウンドで作業を進めてくれる点が大きな特徴です。
そのため、開発者は他の作業を並行して進めながら、GitHub Copilot にコードを書かせることができます。
私は、ミーティングやお昼休憩に入る前に Issue を作成し、GitHub Copilot にコードを書かせることが多いです。
そうすることで、自分が戻ってきたときには Pull request が作成されており、自分で微修正を加えるだけで、すぐに提出できます。
この機能を活用することで、時間を有効に使えるようになりました。
4. コードレビュー
この機能は、GitHub の Pull request の Reviewers に GitHub Copilot を割り当てることで、GitHub Copilot がコードレビューを行ってくれる機能です。
私は、Pull request を提出する前に、必ずこの機能を使用しています。
セルフチェックを行った後にこの機能を使うようにしていますが、タイポや小さなバグ、パフォーマンスの問題点などを指摘してくれるため、とても助かっています。
私の作業効率が向上するのはもちろんですが、レビュアーの負担も軽減できるので、かなり便利な機能だと感じています。
おわりに
今回は、私の GitHub Copilot の使い方をご紹介しました。
GitHub Copilot には、たくさんの機能が搭載されており、様々な場面で開発者の生産性を向上させることができます。
他にオススメの使い方がございましたら、コメントなどで教えていただけると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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