Steve Jobs did not invent the Macintosh. Jef Raskin did.

このwikipediaでの Jef Raskin さんのページ読み応えがある

Steve JobsはLisa projectをクビになった後、Jef Raskinが進めていたMacintosh projectに目をつけた
Raskinは、誰でも使える500ドルくらいの安いcomputerを考えてたんだけど、Jobsは「安かろう悪かろうはナシ。どうせ作るなら“insanely great”なものじゃなきゃ意味ない」って考えだった。
二人の意見は真逆。
結局、この考え方の違いでバトルになって..なんと、1981年にJobsがRaskinからprojectの管理権を奪い取った。

Macintosh Project の名前の由来
Apple社 の Macintosh は、Jef Raskinが「自分の好きなりんごの品種」である“McIntosh(またはMcIntosh Red)”から名付けた

Lisa Project とのバチバチな関係
Macintosh teamとLisa teamは、社内でマジでバチバチのライバルだった。
でも、QuickDrawっていうgraphic技術みたいに、大事なtechは共有したりもしてたらしい。
Macintoshは「Lisaのすごい技術を、もっと安くシンプルにしたマシン」として宣伝されたから、「baby Lisa」なんて呼ばれることもあったみたい。
Jobs自身はLisaに個人的な恨みを持ってて、自分がリーダーになったからにはLisaを潰してやろうって本気で考えてたとか。そして実際に、彼がLisa teamの管理権も手に入れた1985年に、Lisaの生産は中止されている。
高価なLisaはbusinessとして失敗したと言う話はよくきくけど、裏話を調べるとだいぶまた面白い。

Macintoshが最初に出たときは、「なにこれ?かわいいけど、結局何に使うの?ただのおもちゃじゃん?」みたいな雰囲気だったらしい
でも、LaserWriter が登場して世界が変わった

ビジョンの違いが歴史を作った
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Raskin: 「Xeroxの技術を使えば、安くて簡単なコンピュータが作れるかもしれない」と考えていた。
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Jobs: 「Xeroxの技術で、世界を変える革命的な製品を作らなければならない」と確信した。
このビジョンの根本的な違いが、二人の対立を生んだ(あと人間性もあったと思う)。
最終的に、Jobsはその情熱と執念でプロジェクトの主導権を握り、Raskinの当初の構想とは似ても似つかない、高価で、グラフィカルで、美しい Macintosh を作り上げた。
その意味では世に出た Macintosh を作ったのは Steve Jobs の功績が大きいとも言えるかもしれない。
けれど Steve Jobs だけの功績ではなく、やはりプロジェクトを最初にはじめた上にプロジェクトの名付け親でもあった Raskin の存在は大きいと思う。

Raskinがずっと主導していたら革命は起こっていなかったとは思う
Raskin にとって、Xerox PARCのGUIは、この「安価でシンプルな情報家電」という目的を達成するための数ある選択肢の一つに過ぎなかったみたい。
彼はマウスの導入にすら、コストが上がるとして反対することもあったと言う話が象徴的。
彼は、LISAプロジェクトとは対照的に複雑な操作を必要としない、テキストベースのシンプルな操作性を重視していたらしく、ビジョンが Steve Jobs とは違ったみたい。

Raskin は Jobsに Xerox PARC の技術の凄さを使えた人物の1人
Jef Raskin もSteve Jobs と一緒に Xerox PARC に行ったらしい
というか、Raskin って昔からPARCの研究者たちと繋がりあったし、スタンフォード大学の訪問研究員として彼自身もPARCに何回も行ってたんだって! だから、PARCの技術がやばいって知ってた
で、面白いのが、RaskinはPARCの技術がコンピューターの未来だって信じてたから、Jobsに「マジでここ見て!」ってめちゃくちゃ説得したって話があること。そして他の技術者たちも Jobs にPARCの技術のすごさを理解させるべく色々尽力したと言う話もある。
Raskin に限らずだけど何かと Steve Jobs の Xerox PARC 訪問の話だけが取り上げられがち。だけどもちろん Steve Jobs は技術者ではなかったわけなので技術者は別のコミュニティーを持って各自研究をしていたし、 Xerox PARCの存在も知っていたわけだよね。
Some Apple engineers were already familiar with PARC, its work, or technologies like the mouse. Bill Atkinson had read about Smalltalk as an undergraduate. Some had worked at PARC: Jef Raskin spent time there during a sabbatical year at Stanford, and had a number of friends who were researchers there. Finally, there were even some Apple employees whose had learned about the mouse while working for Douglas Engelbart at SRI in the 1960s and early 1970s, or Tymshare in the later 1970s.
https://www.mac-history.net/2010/03/22/apple-and-xerox-parc/
最初はJobsも「大企業なんかに面白いことあるわけないじゃん?」って感じだったらしいけど、Raskinが頑張って段取りして、Jobsを PARC に連れていき、そしてJobsはそのGUI見て、「これだ!Appleの未来はこれしかない!」ってガチで感動したって話に繋がる。
こう言う話を聞くとやはり Jef Raskin の功績は抜きには語れないと改めて思う。

(Jef Raskinについて調べると Steve Jobsのヤバさが結構垣間見れて面白い..)