Raspberry Pi Zero 2 WでActcastを実行する

Raspberry Pi Zero 2 Wの組み立て(その1)
まずはRaspberry Piを組み立てていきます。今回はZero 2 Wを使います。
以下の写真には、左からZero 2 W、カメラモジュールV2.1、公式のZeroケースが写っています。
ケースにはZero用のカメラケーブルが付属しています。
ケースの蓋の裏側にカメラモジュールを取り付けます。ケースに爪があるので奥まではめ込みます。

SDカードへのイメージの書き込み
このまま組み立てを続行したいところですが、公式ケースは一度組み立ててしまうとSDカードの挿抜ができなくなるので、先にActcastのイメージをSDカードに書き込みます。
ActcastのGettingStartedに従ってユーザー登録を行い、Actcast WriterでSDカードにイメージを書き込みます。
躓き石
- Actcastに登録したメールアドレスに大文字が含まれていると、ログイン画面で大文字を小文字に置き換えないとログインできない。
- Provisioning Tokenの有効期限が切れるとSDカードにイメージを書き込み直さなければならない。
- 有効期限内にRaspberry Piを起動する必要がある。

Raspberry Pi Zero 2 Wの組み立て(その2)
カメラモジュールのケーブルを装着してRaspberry Pi本体をケースにはめます。
赤いケースにも爪があるので奥まで押し込まないと、下の写真のようにコネクタの位置とケースの穴がずれることになります。注意しましょう。

Raspberry Piを起動してActをインストールする
電源を入れて起動します。
actcast-agentd
がステータスを表示したら起動完了のようです。
Actのインストール
Demo用のActが用意されているのでその中から適当に見繕ってインストールします。とはいえZero 2 Wに対応しているActはほとんどありませんでした。今回はPedestrian Counter (Free)をインストールしました。
Actのインストールが終わるとディスプレイにカメラが写している映像が表示されます。
Castの設定
Pedestrian Counter (Free)のCastを設定しようとしましたが、イベントが送信されることはありませんでした。ドキュメントには定期的に送信されるとありますが、なぜイベントが来なかったのかは不明です。

さいごに
今回一番面倒だったのはRaspberry Piの調達でした。周辺装置も必要なものを調査して購入する必要があって結構手間がかかります。
Actcast自体のセットアップは割と楽でした。
全く使い道は考えてないのですが、eye trackerがほしいなーと感じました。
あと、ケーブルに繋がれたRaspberry Piを取り回すのはオモチャ的な使い方をするときには面倒さがあります。