Stripe Terminal日本上陸! - セットアップでハマった落とし穴と解決策
3 年間待ち望んでいた Stripe Terminal が、ついに日本でも手に入るようになりました。早速購入して本番環境で決済テストも完了したので、セットアップでハマったポイントと解決策を共有します。
Stripe Tour Tokyo 2025
2025 年 9 月 2 日に開催された Stripe Tour Tokyo 2025 にて、Stripe Terminal の日本上陸が発表されました。その場ですぐに注文しました。
JP_Stripesイベントでは、毎回最後に「Stripe Terminal 日本上陸お願いします」という告知を続けていたので、この発表は本当に嬉しかったです。
Stripe の担当者の方も、3 ヶ月ごとに同じお願いを聞いて「もう少し待ってくださいね」という状況だったと思います。
事前準備
ターミナル本体が届く前に、Stripe Terminal のテスト用デモ画面を構築しました。
オープンソースとして公開していますので、ぜひご活用ください。
シミュレーターモードでの起動にも対応しています。
環境変数には本番環境または開発環境のキーを設定してください。

セットアップ

本体が届いたので早速セットアップを開始しましたが、すぐに問題に直面しました。
セットアップでハマった落とし穴
Stripe ダッシュボードのターミナル登録画面で、「すでに登録済みのシリアルナンバー」というエラーが表示されました。
X に投稿してみたところ、ストライプジャパンのダニエルさんから、ターミナルの画面を左にスライドすると設定画面が表示されることを教えていただきました。
指示通り初期化して再度試しましたが、同じエラーが発生。ドキュメントとターミナルを再確認しました。
その結果、ターミナルの画面に「ペアリングコードを生成」という項目があることに気づきました。
ここで生成されたコードを Stripe ダッシュボードのターミナル登録画面に入力したところ、正常に登録できました。
リーダー登録画面のテキストが「シリアルナンバー」と表記されていたため、ターミナル本体のシリアルナンバーを入力していました。しかし、実際に入力すべきは生成されたペアリングコードだったのです。

ストライプジャパンのダニエルさん、サポートありがとうございました。
接続が完了したら、先ほど共有したデモ画面を開けば問題なく動作します。
感想
初期構築では独自アプリを自作する必要があり少しハードルがありましたが、AI のおかげでコストを抑えて実装できました。
決済体験も非常に良く、Stripe Connect にも対応しているので、早く実店舗やサービスに組み込んで試したいと思います!
今後の展望
今回は株式会社 INFLUの DRM コミュニティ事業のイベントや焼肉処味来での利用を想定して購入しました。
直近では、10 月 1 日〜7 日の 3 周年イベントで現地物販に使用する予定です。
場所は大阪の心斎橋ですので、ぜひお越しください。

Discussion