Galaxy watch4を使って実機でデバックする

2022/05/16に公開

はじめに

こんにちは
今回は開発しているWearOSアプリを実機でデバックする方法を簡単に紹介します。

経緯

私は今仕事でスマートウォッチのアプリの開発をしていますが、開発にはGalaxy watch4を使用しております。この機種は最新のWearOS3.0に対応している機種の一つで、一般的なWearOS2.0用のWearコンパニオンアプリがありません。(2022/5/16日現在)

そのため、今回はWifi経由でデバックしたので、備忘録も兼ねてシェア致します。

準備

  • Android Studio または IntelliJ Idea
  • Terminal
  • Galaxy Watch4

導入方法

  1. スマートウォッチ側でWifiデバックができるように設定
    こちらを参考に手順通り実行すればOKです。
    最後にIPアドレスを取得しますが、こちらは後ほど使用しますのでメモしておいてください。

https://developer.android.com/training/wearables/apps/debugging

Wi-Fi 経由でデバッグする
デバッグを開始する前に、スマートウォッチで開発者向けオプションが有効になっていることを確認します。
スマートウォッチを Wi-Fi ネットワークに接続する
スマートウォッチの [設定] を開きます。
[接続] > [Wi-Fi] をタップします。
ネットワークを選択し、必要に応じてそのパスワードを入力します。
注: スマートウォッチと開発マシンが同じネットワークに接続されている必要があります。すべてのアクセス ポイントを使用できるわけではないことにご注意ください。場合によっては、ファイアウォールが adb をサポートするように適切に設定されているアクセス ポイントを使用する必要があります。
Wi-Fi 経由のデバッグを有効にする
スマートウォッチの [設定] を開きます。
[開発者向けオプション] > [Wi-Fi 経由でデバッグ] をタップします。
しばらくすると、画面にスマートウォッチの IP アドレスが表示されます(例: 192.168.1.100)。次のステップでこの IP アドレスが必要になるので、メモしておきます。

  1. スマートウォッチに接続する
    adbコマンドを使用してスマートウォッチにWifi経由で接続します
    まずはターミナルアプリを立ち上げてコマンドを実行します
adb connect <ip(先ほど控えたIPアドレス)>

## 控えたIPが192.168.0.111:5555の例:
adb connect 192.168.0.111:5555

下記のコマンドでデバイスが追加されていたらOKです!

## デバイスを確認
adb devices

List of devices attached
192.168.0.111:5555      device
  1. デバックする
    お使いのIDEで接続したデバイスをデバックの対象にセットします。
    その状態でスタートすればお手持ちのスマートウォッチに開発中のアプリが立ち上がるはずです!

参考資料:
https://developer.android.com/training/wearables/apps/debugging

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