【FileZilla】AppleSiliconに対応していたのでセットしてみた
オープンソースの無料FTPクライアントツールFileZilla(ファイルジラ)
ローカルPCからサーバにアクセスして、ドラッグ&ドロップでファイルをアップロードまたはダウンロードできるツールです。MacとWindows両方で使えることから日本でも流行しました。
2023年12月にAppleSiliconに対応し、2024年9月時点ではどうやらM3チップまで対応しているようです。(macOS 10.13.2以上が必須です)
今回はM1チップのMacにダウンロードしてみます。
※この記事は2024年9月時点の情報です。
セットアップ方法
1 本家のサイトからダウンロードしましょう
本家ではないサイトからDLするのは危険です。必ず本家サイトをご使用ください。
まずはご自身のPCのプラットフォームに対応したバージョンを探すため、以下の順番でページを辿って下さい。
FileZilla Server > Download > Show additional download options
すると、「macOS (Apple Silicon)」用のファイルが用意されていると思いますのでダウンロードして下さい。
拡張子が「pkg」「tar」の2種類ありますがどちらでも構いません。pkgファイルはmacOS用のインストーラーパッケージで自動解凍されて楽だと思うので、こだわりがなければpkgファイルで良いと思います。
2.1 ローカルでの設定
ファイルをダウンロードし、解凍まで済んだら早速立ち上げてみましょう。
(私の場合はデフォルトでダークモードになってくれました。ありがたいです。)
2.1 サイトマネージャを開く
ローカルでファイルの解凍まで完了したら、次はホスト名などの設定ですね。
左上の設定ボタンか、タブの「ファイル」からサイトマネージャを起動できます。
2.2 ホスト名などの設定
サイトマネージャで試しに「自分のサイト」というフォルダにテストサーバへのアクセスのための設定をしていきましょう。
まずは「新しいサイト」ボタンを押して「テスト」と入力します。
次に以下の設定をしていきます。今回、私は鍵ファイルを使用しますので以下の設定になりますが、皆さんはご自身の環境に合わせて下さい。
- プロトコル:今回はSFTPにします
- ホスト:ご自身のサーバのホスト
- ポート:ご自身のサーバのポート番号
- ログオンタイプ:鍵ファイル
- ユーザ:サーバに入るためのユーザ名
- 鍵ファイル:鍵ファイルのありか
2.3 接続してみる
ここまで完了したら、接続ボタンで接続してみて下さい。「このホストを信用して接続しますか?」のような質問をされるかと思いますが、OKボタンで進んで問題ありません。
すると、画面左に「ローカルサイト」、画面右に「リモートサイト」と表示されているはずです。
これで無事に接続完了です!
3 メリット・デメリットや運用について
一度設定してしまえば、簡単にリモートサーバにアクセスでき、ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードしたりダウンロードしたりできるので便利ですよね。
しかし、その便利さが仇となって「うっかりミス」を誘発しやすいように思えます。
チーム開発などで使う場合には使用ルールをあらかじめしっかりと決めてから取り組みましょう。
以下に一例を挙げておきます。
- ローカル・リモートサイトの両方のデフォルトディレクトリを決めておく
- アップまたはダウンロードする際にはWチェックを行う
- 更新する前にバックアップを保存しておく
以上のようなルールがあれば、ディレクトリ設定ミスやファイルの更新ミスなどを防ぐことができます。
最後に
そもそもGitなどでファイルのバージョン管理をしていれば良いわけですが...今回は敢えてFTPツールを取り上げてみました。例えば管理画面のない自社サイトの画像1枚を差し替えるのに総務の人が社内SEにお願いせずとも自分でサクッとできちゃうなどのメリットがあるわけですよね。
(それが良いか悪いかさておき)
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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