IvyBridgeおじさんはWindows11の夢をみるか
「IvyBrigeはまだまだ現役」そう思っていた時期が、現在進行系
Windows11 の発表により要件の厳しさなどが巷を賑わしている。
SandyBrigeおじさん よろしく、かくいう親戚みたいなものか。私もIvyBrige のメイン機を愛用しており、
こんな結果を目の当たりにしても買い換えるつもりは当面考えていなかったりしていて。
むしろ、このままWindowsを使い続けていても良いのだろうか?とも思っていたりする。
しかし、結論から言えば。私は Windows11 には Windows10 以上の期待をしそうになっており。そのため、 「Windows11 のため PCを買い替え」を視野に検討を始めてしまっているほどである。
他の記事ではなかなか取り上げられない。そこそこ 懐古厨 (自虐) ならではの評価点による、 Windows11への期待値 について記載したい。
長ったらしい講釈を飛ばしたければ、 「#Windows11への期待」 まで読み飛ばしてください。
そもそも、このままWindowsを使うべきだろうか?
WindowsをWindowsたらしめるもの
それは Look & Feel である。
予てよりQiitaの記事では訴えているのだけれども。
OSには 統一された Look & Feel を提供する 役割があり、 OSの差別化の1つとしては、この Look & Feel による色と言うものは非常に大きい。
私はWindows98から利用してきているが。Me、XP、Vista、7、8 (8.1)、10までの間に、LunaやAeroなどいくつかの形で多少の形状変化はあったものの。やはり、Windowsらしさの1つには、これまで共通してきているこの Look & Feel があると考えている。
ウィンドウには キャプション バー があり。
キャプション バー の左端には アプリケーション アイコン があり。
アプリケーション アイコン をクリックすると コンテキスト メニュー が表示される。
アプリケーション アイコン をダブル クリックする ウィンドウが閉じる。
アプリケーション アイコン の隣には ウィンドウ タイトル がある。
そして メニュー 。
昨今の ユニバーサル デザイン などで、新しいUIの模索をされている様だが、キャプション バー の在り方変化している。しかし、デスクトップ ユースでそんなのは求めていないのだ。タブレットはタブレット。デスクトップはデスクトップ。操作デバイスも操作スタイルも違うのだ。根こそぎ共通化しようとする発想自体、土台無理がある。
そして我々 (誰) は、Windowsをデスクトップ以外で使おうとは思っていないのだ (爆)
Windowsの価値とは、コレまで蓄えられてた、 Win32アプリケーション と言う資産と。それらにより標準化されてきた WindowsならではのLook & Feel なのである。
※ ちなみに拡大的には、ARM版Windowsにも価値がないという解釈にもなる。x84_64エミュレータで実行しようとする段階で、そんな仕事はx86_64版Windowsでやらせろという話。
損なわれた Look & Feel
Windows7 からその片鱗はあったが。Windows10 では UWP などを前面に出した戦略により、Windowsの最大の魅力である Look & Feel が損なわれている。 calc 、settings 、 photo などなど、標準アプリは順次置き換えが新しい Look & Feel に置き換わっている。
GPUの効率的な利用と言う観点で、Windowsの Widget toolkit は他のOSに比べて劣勢であり。WPF を加速させる為に、UWP などもっと魅力を与えたい気持ちもわからないでもなく、 Silverlight も含めれば、10年以上もの試みの、未だ途中であるが。標準アプリにより、魅力を押し出すと言うやり方特に問題はない。
しかしながら、 従来のLook & Feelが、損なわれたとき、そのOSを使い続ける価値は果たしてあるのだろうか?と言うか 未だにGDIが現役 感が否めないと言うことは。やはり、Windowsに求められているもの とは、即ちそういうことなのではないだろうか。
では、今後もWindowsを使い続ける理由はあるのか?
このマルチ プラットフォーム時代。LinuxやmacOSユーザーの増加のみならず、Microsoftの協調路線からしても、もはやユーザーがWindowsに固執する理由というのはそれほど大きくない。WindowsをOSではなくサービスにしたいと言うMicrosoftの戦略の中で、「ユーザーに必要なのはOSではなくエクスペリエンスである。Windowsはそのエクスペリエンスのための選択肢の1つとして認識してもらいたい」と、記事もみたことがある。(といっても、改めて探したが見つからないので、出典は不明で申し訳ないが)。また以下の記事では
Windowsエクスペリエンスはデバイスに関係なく一貫したものになる
といったものもある。もちろん、Windows365 を見れば、結局Windowsの必要性は揺るがない様にも思われるが。しかしモバイル デバイスはオフラインなローカルで活躍することも少なくない。そんなとき、ホストOSがマルチ プラットフォームとなれば、最終的なエクスペリエンスに於けるWindowsの必須性は当然低下する。シンクライアントよろしく、必ず Windows365 を使う、なんてことは無いのだ。 Windowsで無くてはならないとき、くらいに低下してくる。
そうすると、これまで慣れた従来の Look & Feel の無いWindowsには特にアドバンテージはなく。新しいUIを覚えるなら、UNIX系のOSの方が断然魅力的なのだ。
しかし、逆説的に捉えると。「従来の Look & Feel が維持されるのであれば、Windowsに魅力はあるのか?」。
答えは Yes だ。えぇ、それなりに。
Windows11への期待
それは Look & Feel の先祖返り である。これまで様々な形で公開されているスクリーン ショットには、従来の キャプション バー の様なウィンドウが散見される。 Project Reunion などで Win32 にも言及されており、今後先祖返りが加速するのではないだろうか。そんな期待が Windows11 には、 Microsoft には感じられるのである。
Windows Explorer
OSとして最も重要な機能 ファイラー を担う Windows Explorer。元々無駄な機能も多くて色々辟易はするのだけど。キャプションバー上に クイック アクセス ツールバー と言うゴミが乗っていて、OSのインストール後は下にずらすのが最初の作業になるのだけど。
ほかがUWPに汚染されている中、Explorer にも魔の手が伸びるのもそう遠くないと思っていたら。
before
(当方フォント変えたり、レジストリ弄って表示されるシステムアイテム増やしたりといろいろカスタマイズしている。)
after
むしろ変わらないご様子?これは有り難い。
3D オブジェクト がなくなった様なので、ついでに ライブラリ も削除してくださいませんかね?マジ 使わないというか、ファイラー以上の役割、そんなに要らないから。あと、 ファイルの種類ソート なくして 拡張子ソート をデフォルトにしてくださいません? コンテキスト メニュー はいかなるときも、1秒未満で表示される様にシンプルにしてくださいません? (なんだかんだ不満は多い)
MS Paint
MS Paintもデフォルトではキャプションバー上に クイック アクセス ツールバー と言うゴミが乗っていて、同上 (略)。
before
(3D Paint (笑))
after
Windows11 でも現在同様従来のLook & Feelを踏襲しつつ、クイック アクセス ツールバー が消えたのかな?と思うとココロオドル。Enjoy。
Photo
OS入れたら真っ先に消して「Faxと画像ビューア」を有効にしていたから、ほぼ使ったこと無いけど。キャプション バー に アプリケーション を持って刷新された様子。
Microsoft Store
Storeでインストールするアプリなんてほぼないけど。
before
after
まさか Store まで キャプション バー に アプリケーション アイコン を持って刷新されるとは。。。
ただし、戻る ボタンや、検索バー など、キャプション バー にゴミが乗っているので、残念感は否めない。
アラーム & クロック
スマホあるし使ったことなかったけど。これもキャプション バー に アプリケーション アイコン を持って刷新された様子。
before
after
Office (Insider Preview)
こちらはOS標準ではないのだけど。Insider Preview版ではWindows11風のデザインとして、外観が変わった様子。これも期待が持てる Look & Feel
before
( アプリケーション 無いのに コンテキスト メニュー 出るの草生えるんだよね。 もちろん出なかったらもっとキレるけど。)
after
もっとも、 MDI や SDI の文化を作ったのはMicrosoft自身のハズなのに。せっかく MDI から SDI に変化したと思ったら、全ウィンドウで履歴を共有してるって、作ったやつ馬鹿じゃない? SDI を全く理解してない馬鹿が行った実装が 今の Excel なの、正直呆れているというか、Microsoftのセンス無さすぎというか。Microsoft Officeは今後ODFに対応するみたいだし、Small Business解約してMicrosoft Officeを卒業しようかと思わないでもない。 Libre Office と Google Documents があれば、もう十分なんじゃ、って。
でもやっぱ、Windows11は無理ゲ
タスクバーの縦置き非対応
絶対に無理なやつー
タスクバーは 結合しない で 縦表示 にすると、ウィンドウ タイトルは見えるし、ウィンドウ数で幅が変わったりしないから、隣のウィンドウまでのマウスの移動距離も変わらないので非常に便利なのに。。。
Windowsは一体何処に向かっているのだろうか。。。
結論
Windows10 が (私の人生で) 最後のWindows、になりそうです。(苦笑)
なので、IvyBridge との付き合いはまだまだ年レベルで続きそうです。
そのあとは Zorin OS にでもしようかなぁ。。。
_(:3」∠)_
どうせ IME Standard も、もうないんだもんな。。。。
おまけ
可能な限りストアアプリを消して、必要なのだけ再インストール
OSのインストール後に必要なこと。
#一括全削除
Get-AppxPackage * | Remove-AppxPackage
#Storeの再インストール
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.WindowsStore | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
#電卓の再インストール
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.WindowsCalculator | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
#アラーム時計
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.WindowsAlarms | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
#サウンドレコーダー
Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.WindowsSoundRecorder | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
#メール・カレンダーの再インストール
#Get-AppXPackage -AllUsers -Name Microsoft.WindowsCommunicationsApps | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml" -Verbose}
Discussion