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わたしの働き方を作ったソフトスキル本3冊

2024/02/07に公開

これはなに

あえて言葉にはしないけど仕事をする上でちょっと気をつけていること、みたいなのってありますよね?

もりたも色々あるんですが、いくつかは過去に読んだ書籍から来ています。その中でもオススメ度合いの高い本3冊をご紹介します。

オススメの書籍

『人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学』

Amazon URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4198648557

タイトルの通り、人に頼る時のテクニックを集めた書籍です。学際的にいろんな分野の知識からどのように人に頼るのがよいか? というのがまとめられており、ポピュラーサイエンス本として読んでも十分面白い書籍です。

少しだけ書籍の中身に触れると、人は自己イメージを作られるとそこから外れるのが難しいので、「優しいXXさんにお願いしたいんですけど、、」とかいうと断りにくくなります。かつ、占いで「あなたはこんなひとです」と言われるのが気持ち良いように、ポジティブな自己認識を他人から与えられるのはかなり気分が良いです。もりたはこれを使って「賢くて優しくてJavaScript知り尽くしてるXXさんに聞きたいんですけど〜〜」と人に頼りまくっています。

また、上の例にも少し含まれますが、この書籍の一番良いところは、人に頼るという行為が決して一方的にtakeする行為ではなくwin-winになりうるのだと書いてくれていることです。
win-winで人を頼るための方法論ももちろん書かれており、この書籍を読んで以降、気持ちよく人を頼ったり、頼られたりすることができるようになったなあと思っています。チームワークを高めるための方法論として読んでもいいですね。

『プログラマー脳~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ』

Amazon URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4798068535

2023年とかに話題になっていた書籍です。扱っているのはプログラミングをするとき私たちの脳がどんなふうに働き、それを効率的に行わせるにはどんなことができるか? というものです。

ただ、この技術はプログラミングだけに限らず、他の様々な場面にも転用可能です。
本書で扱う内容をひとつ取り上げると、たとえば人間の脳にはワーキングメモリ、短期記憶、長期記憶があります。これはコンピュータにおけるメモリとストレージを思い浮かべてもらえればだいたいあっており、まあつまりキャッシュ戦略を考えることで処理は高速化できますよ、みたいなかんじですね。ワーキングメモリで扱うものはある程度選別し、その他はストレージに退避させる必要があります。そのストレージにあたるのが長期記憶であったり、もしくはメモ書きなどのツールになるわけです。

この仕組みと人間の脳の限界を知って以来、何か考えごとをするときには文字に書いてメモリを解放するようになりました。また、口頭で説明をうけて理解しきれなかったときも過剰に落ち込まず、(いまの情報量は人類の脳の構造的に理解することは不可能だったな…)と考えて「すみません、メモ取りたいのでもう一度いいですか?」と聞き返せるようになりました。育児してて子どもに指示を出すときとかに、5歳児のワーキングメモリが許容できる指示の仕方とかを考えられるようになって、プライベート的にも良かったです。

『自分の小さな箱から脱出する方法』

Amazon URL: https://www.amazon.co.jp/dp/4479791779

2015年くらいに『嫌われる勇気』とかが流行ってて、それと一緒に読んだ覚えがあります。物語調で読みやすく、自己啓発本ってこうだよなあという感じの書籍です。

自分がこの書籍から受け取ったメッセージはシンプルで、「人は放っておくと、自分の失敗の原因を自分で作りに行く」ということです。たとえば子どもの頃を思い出してもらいたいんですが、なんとなく宿題をやる気にならずゴロゴロしていて、親が怒ってきたせいであ〜〜〜〜マジでやる気なくなった〜〜〜〜言われなかったらやったのにもう終わりだわ〜〜〜〜みたいなのがあると思います。本来これはさっさとやっておけば親にも怒られず、自分も気分が良いはずです。さらにこの本の面白いところは、「親からの怒られ」を私は予期しており、むしろそれを望んでいる、とするところです。つまり宿題をやらないいいわけが欲しくて親に怒られることを望んでいるわけですね。

しかも、さらにこの本の面白ポイントは続いており、怒る親の心理にも踏み込みます。そこまで書くとネタバレしすぎなので書きませんが、とても面白いなあと当時のもりたは思いました。子どもを持ったいまでは、5歳児相手に無限にこの手のキレ方をしてしまい、理論は分かるけど運用が難しいんだよなと思っています。

おわりに

以上3冊でした。ゴリゴリの技術書を読んだ合間とかにでも読んでみてくださいね。

紹介した書籍

人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学
プログラマー脳~優れたプログラマーになるための認知科学に基づくアプローチ
自分の小さな箱から脱出する方法

レバテック開発部

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