たくさんのpmにお悩み相談してきました!【pmconfブース運営レポート】
はじめに
レバテックでは先日のpmconfにてブースを出展させていただきました!
ご来場いただきました皆様ありがとうございました!
今回のブースは 「レバテックのプロダクトマネジメントの悩みにお知恵をお貸しください」 というテーマでしたが、たくさんの方にご意見やアドバイスをいただいたため、そのまとめ記事を書かせていただきます!
↓このように用意していたボードを埋め尽くすほどのアドバイスをいただきました!
お悩みNo1:「技術的負債解消」と「機能開発」のバランスが難しい...
全体的に
まずはじめにこちらの悩みについてですが、これは同じ悩みに直面しているという方が多かった印象です。
こちらに意見をくれた方々はpmの役割を担っている方が多いものの出自は様々であり、開発出身者もいればデザイナー出身者、ビジネスサイドをメインに担当していた方もおりました。
その中でお話を伺っていると、それぞれの出自によっても重視するポイントやわからないところが異なるという印象があったため、それぞれの立場の人間が説明責任を全うしてバランスを取っていくことが必要なのではないかと思いました!
印象深かったコメント
全部止める宣言
年のうちxxから〇〇の期間は機能開発をしない!ということを合意した上で、技術的負債解消にフルコミットしているという意見がありました。
このアドバイスには正直驚いたのですが、技術的負債を確実に低減して、かつ、機能開発のスピードを落とさないためには期間を定めたフロー効率重視の対応は確かに有効そうだと思いました!
ただし、関係者との合意を正しく握っておく必要はあるとはおっしゃっていたので注意は必要ですね!w
機能を作らない
機能を言われたそのまま作らない!というアドバイスをいただきました。
要望などに対してそのまま開発せず、本当に必要なものをユーザーストーリーベースで考え、ミニマムでそれを叶える機能だけを作ることで、必要以上に機能開発に時間を費やすことがなく、技術的負債解消にも労力を割くことができるというアドバイスでした!
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
お悩みNo2:プロダクトロードマップを引いてもその通りには進まない...
全体的に
こちらは「進まないことが健全」という声が意外と多かったです!
ロードマップは引くこと自体とそこに向かっていくことが大切であり、ロードマップ通りに進捗させようと進める中で、必要な「寄り道」が発生するのは必然だということでした!
やはり不確実性コーンの話にもあるように計画段階では不確実な部分はたくさんあるので遅延が発生することも想定して計画を立てるべきということですね!
印象深かったコメント
ロードマップ通りに進まないプロダクトの方が面白い
そもそも計画通りに作られたプロダクトよりも、途中から機能が追加されたり、状況に応じて改善がされてきたプロダクトの方が使っていて面白いよね!というアドバイスをもらいました。
このアドバイスをくれた方は発売日が延期されたゲームには名作が多いとおっしゃっていたのですが、確かにそんな気もします!w
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
お悩みNo3:ステークホルダーとのコミュニケーションがうまくいかない...
全体的に
こちらは「地道な活動が大事」という声を多くいただきました!
いただいたアドバイスは
- オンラインMTGの画面ONにする
- 対面で喋る
- お土産を持ってオフラインで話にいく
などどれも地道な行動の積み重ねによるコミュニケーション改善を図ることでした。
1日では良くならないと念頭に置き、日々の地道な活動を心がけることが大事ということですね。
印象深かったコメント
pmはハレーションを起こしてなんぼ!
pmはプロダクトのためになる行動を取ることが必要なので、必要なことは必ず伝える。プロダクトには様々な立場の人が関わるため、その関係者間でハレーションが起きるのは当然というアドバイスが印象的でした。
そのハレーションの解決には関係者の理解や、経営層がpmを守ることが必要となるため日頃からのコミュニケーションを大事にしつつ、必要なことは遠慮しないという関係を築けると理想ですね!
酒で解決!
こちらは実は弊社の運営メンバーが事前に仕込んでいた回答していた内容なんですが、かなりの共感をいただけましたw
やはり、一度飲みの場でプライベートも含めて話すと仕事もやりやすくなるということは大いにあるようですw
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
お悩みNo4:複数あるプロダクト間でシナジーを生むのが難しい...
全体的に
このお悩みは最も共感が得られた悩みになりました。
プロダクト間でリソースの取り合いになる、スキルの共有知化が上手くいかず複数のチームやプロダクトが同じ問題に直面するなど課題は山ほどある印象でした。
システム的には当初の設計段階で複数プロダクトを意識しておかないと後から変更することも大変ということもあり、かなり解決の難しい問題の1つとして捉えている方々が多い印象でした。
印象深かったコメント
pm同士で集まる
プロダクトに属する一人ひとりのメンバー間でシナジーを生むことは難しいので、まずはpm同士で集まることから始めるべき!というアドバイスが印象的でした。
1つのプロダクトにしか関わっていない状況だと他のプロダクトへの意識は当然のことながら難しいため、まずは集まって課題を共有するところから始める。そして改善できるところから手をつけていくという地道な行動がここでも必要になるという印象でした。
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
お悩みNo5:PMは売上まで責任を持つべき?持たなくていい...?
全体的に
こちらは持つべき派と持たないべき派に意見が別れました。
持つべき派の意見としては、プロダクトを存続するためには売上が必要不可欠なため少しでも持っておく、例え責任を持たなくても意識はしておくべきという声が多かった印象です。
対して持たないべき派の意見としては、意識はするべきだけど役割を明確に分けるべきで、pmはプロダクトのユーザーの声に応えることに集中するべきという意見が印象的でした。
意見・アドバイスを聞いていた中でpmという役割は一概に同じ役割とは言えず、組織やプロダクトの性質によって担う役割や求められるものはそれぞれ異なるということを実感しました。
印象深かったコメント
持ってはならないという意見
話を伺っている中で持ってはならないという意見もありました。
こちらの意見を下さった方は、役割を分担することで複数の立場から公正な目で見ることができるということをおっしゃっていました。
pmは売上への責任を持たずユーザー価値の追求をし、他のロールが売上責任を持つことが、両者の視点を正しく取り入れながら意思決定するために必要だということですね。
ただし、こちらの意見を下さった方は、「まあ、役割を分担できていないから今は責任持ってるんだけどね。」ということを言っていました。深いですw
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
お悩みNo6:自分にPMの適性があるかどうかわからない...
全体的に
最後にこちらですが、「まず、やってみなさい」という声が多かったです!
アドバイスというより、「やりたい!」という方に対して背中を押してくれるコメントが集まり心温まるボードになりました!
印象深かったコメント
やったもん勝ち
pmに限らずなんですが、まずやってみないと適性があるかなんてわからないし、やらずに足踏みしてしまう人もたくさんいるので、やったもん勝ちだと思って手挙げて見ることが大事だという意見をいただきました。
やり始めてみればやるしかなくなるので、まずやってみろということですね。適性も結果も後からしか付いてこないと思って一歩踏み出すことが何よりも大切!ということでした!
他にも...
たくさんの意見・アドバイスをいただきました!
気になる方はこちらのボードをご覧ください!
最後に
ご来場いただいた皆様、運営の皆様本当にありがとうございました!
レバテックのブースでは来場者が楽しめる、かつ、ためになるイベントを今後も開催予定ですので、ぜひカンファレンスでレバテックブースを見つけた際には遊びに来てください!
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