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Laravel PHP のキャッシュクリアまとめ

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Laravelでは複数の種類のキャッシュが使われており、開発中に意図しない挙動が出る原因になることがあります。

この記事では、Laravelの各種キャッシュの種類と、それらを個別・一括でクリアする方法について解説します。

✅ よく使うキャッシュクリアコマンド

キャッシュの種類 コマンド 説明
アプリケーションキャッシュ php artisan cache:clear Cache::put() などで保存されたデータを削除
コンフィグキャッシュ php artisan config:clear config/*.php のキャッシュを削除
ルートキャッシュ php artisan route:clear routes/*.php のキャッシュを削除
ビューキャッシュ php artisan view:clear Bladeでコンパイルされたファイルを削除
イベントキャッシュ php artisan event:clear イベントリスナーのキャッシュを削除(使用している場合)
サービスキャッシュ php artisan clear-compiled Laravel 5系で利用されていた旧式のコンパイル済みキャッシュ削除

🧹 すべて一括でクリアしたい場合

Laravel 6以降では、下記コマンドで主要なキャッシュをまとめてクリアできます。

php artisan optimize:clear

このコマンドで削除されるもの:

  • config キャッシュ
  • route キャッシュ
  • view キャッシュ
  • compiled ファイル

✅キャッシュ再作成コマンド一覧

種類 コマンド
設定キャッシュ php artisan config:cache
ルートキャッシュ php artisan route:cache
イベントキャッシュ php artisan event:cache
ビューキャッシュ php artisan view:cache

💡一括キャッシュ再生成

Laravel 9以降では php artisan optimize で一括再生成できます。

php artisan optimize

📝 まとめ

Laravelでは複数のキャッシュが存在し、それぞれ個別に管理・削除する必要がありますが、php artisan optimize:clear を使えば簡単に一括削除できます。

開発中におかしな挙動が出たら、まずはキャッシュを疑ってみましょう。

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