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Auth0 の Environment Tag について

2022/10/27に公開

Leaner Technologies Inc.@corocn です。

これは Auth0 の Environment Tag について理解が足りてなかったので整理したメモです。


Auth0 で新しくテナントを作成するときに Development / Staging / Production を選択する必要がある。この違いについてのまとめ。

基本的には次のdocsを参照すればよい。

https://auth0.com/docs/get-started/auth0-overview/create-tenants/set-up-multiple-environments

環境別の用途の違い

直接翻訳すると以下の説明になる。

  • Development
    • エンジニアが開発で使用するためのテナント。作業環境として利用する想定。
  • Staging
    • テストチームが本番リリース前に利用するテナント。
  • Production
    • 実際にエンドユーザーが使うテナント。変更は慎重にね!

有料プラン & Productionとして設定された場合、Rate Limit が緩和される。

...ぐらいの説明しかない。各環境においてRate Limitがどう変化するかは、DocsのRate Limit Policyとその子ページを参照していくと良さそう。

https://auth0.com/docs/troubleshoot/customer-support/operational-policies/rate-limit-policy

フリープランはどの環境を使っておくのがいい?

https://auth0.com/docs/troubleshoot/customer-support/operational-policies/rate-limit-policy/authentication-api-endpoint-rate-limits

"Limits for non-production tenants of paying customers and all tenants of free customers" というくくりで扱われているため、フリープランであれば基本的にどれを選択しても関係ない。

気持ちの問題になりそうだが、本番で使うのであれば Production に設定しておくとよさそう。どうせ課金するだろうし。

エンタープライズプランについての補足

https://auth0.com/docs/get-started/auth0-overview/create-tenants/child-tenants

実際に契約してないので分からないが、エンタープライズサブスクリプションの場合は複数のテナントをまとめてリンクすることができる。

リンクすることのメリットだが、開発用テナントと本番用テナントを分離した上で、開発用テナントでは本番用テナントと同じ機能アクセスが可能になる。逆にいうとエンタープライズプランではない場合テナントごとにプランを選んで支払いしなきゃいけない。また、支払いを1つに集約することができるのはメリットかも。

リンクすることで、いい感じに設定をsyncしてくれるのかな?と思ったが、テナントを分離した上で機能開放できるのがメリットっぽい。エンタープライズプランは強気の値段設定だと思われるので、本気で検討するなら見積比較検討が必要。

テナント作成後変更できるか?

できる。Settings -> General から変更することができるので、間違えても修正できる。

ただしテナント名はあとから変更できないから注意ね!

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