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Cursorで開発効率を爆上げ:VS Code + GitHub Copilotを超える次世代AIコードエディター

2024/11/06に公開

はじめに

皆さん、こんな経験はありませんか?

  • コードを書いていて、「これって前にも似たような実装をしたよな…」と悩む
  • ChatGPTで質問するために、いちいちブラウザを開いて切り替えるのが面倒
  • GitHub Copilotの提案が的外れで、何度も書き直している

そんな悩みを解決する、革新的な開発ツール「Cursor」をご紹介します。2024年8月に6000万ドルの資金調達に成功し、今まさに注目を集めているこの次世代AIコードエディターは、単なるツールの枠を超え、AIとの対話を通じて開発者の思考プロセスをサポートする真の「AI駆動型開発環境」です。

https://www.cursor.com/

Cursorの魅力:開発効率が劇的に変わる3つの理由

Cursorは、従来の開発ツールの概念を根本から覆す、画期的な開発環境です。その特徴は以下の3点に集約されます:

  1. シームレスなAI活用: コーディング中に自然な形で即座にAIと対話が可能。コンテキストを理解した的確なアドバイスにより、開発の流れを止めません。
  2. マルチモデル対応: 複数のAIモデルを状況に応じて柔軟に使い分け、各モデルの特性を最大限に活かした開発が可能です。
  3. インテリジェントな提案機能: プロジェクト全体を理解した上で、文脈に応じた適切なコードを提案。単なる補完を超えた、高度な支援を提供します。

Cursorならではの便利機能

1. AIとの対話機能(Cmd+L, Cmd+K)

  • 選択したコードについて、即座に質問可能
  • 高速な応答で、開発の流れを妨げない
  • 関連ファイルや画像、ドキュメント、Gitコミットの内容を理解した回答が得られる(指定したファイルやディレクトリを参照させるなどのカスタマイズも可能)

2. 提案されたコードをすぐに反映(Cmd+Y、Cmd+Enter)

  • コードの適切な挿入位置を自動判断
  • 変更内容を確認してから反映可能
  • 複数の変更を一括で反映できる機能

3. コード自動生成機能(Composer)

  • 既存アプリケーションの仕様を理解した上でファイルとコードを生成
  • 複数のファイルを一度に生成可能
  • 生成されたコードをその場で調整できる柔軟性

4. 高度なコード補完機能(Tab)

  • 文中でも補完・修正が可能(ミッドライン補完)
  • ファイル全体の変更を一度に提案可能(フルディフ提案)
  • プロジェクトのコンテキストを理解した適切な提案

https://www.cursor.com/features

料金プラン比較(2024年10月時点)

無料プラン(Hobbyプラン)

  • 基本的なAI機能が利用可能(最初の2週間は全機能利用可)
  • 月2000回までAIに質問可能
  • 高性能AI(GPT-4やClaude 3.5 Sonetなど)は月50回まで利用可能

有料プラン(Proプラン:月16ドル)

  • 全機能が無制限で利用可能
  • AIへの質問回数に制限なし
  • 高性能AIも月500回まで高速で利用可能

参考: Pricing | Cursor - The AI-first Code Editor

GitHub Copilot(月10ドル)と比較して6ドル高いですが、複数のAIを柔軟に使い分けられることや、高度なコード生成と即時反映など便利な機能があることを考えると、その価値は十分に見合うものです。

ちなみに、Privacyモードを選択すると、Cursor側もしくは第三者によって、コードが保存されたり学習されることはありません。

https://www.cursor.com/privacy

今なら無料プランでも有料プランの機能を2週間限定で(事前にクレジットカードの入力不要で)利用できるようなので、ぜひお試しください。

VS Codeからの移行に関する注意点

CursorはVS Codeと互換性があり、設定内容や拡張機能などを引き継ぐことができるため、簡単に移行が可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。

1. 日本語対応

Cursorのコマンドパレットから Configue Display Language を検索し、日本語を選択すると切り替えることができます。

2. 配色テーマの設定

VS Codeから移行直後の初回起動時は、Cursorデフォルトの配色テーマが上書きされて反映されるようです。こちらも同じようにコマンドパレットから Color Theme を検索し、変更し直せばOKです。

3. UIの変更

Cursorのデフォルト設定では、ツールバー(アクティビティバー)がエディター内左カラムの上部に表示されます。VS CodeのUIに慣れている方は、必要に応じて設定を変更してください。

https://note.com/harunorika/n/na8b374cd774e

4. ショートカットキーの違い

Cursor独自の機能が増えたことなどにより、VS Codeで設定されていたショートカットキーの一部が変更されています。Cursorでも同様の機能を利用したい場合は、設定画面からショートカットキーを再設定してください。

https://note.com/yudai_sugiyama/n/nbbf2af7db241#1884cbc1-106c-43e6-bf9f-ef7e851e2a95

まとめ:Cursorを選ぶべき理由

Cursorは単なるコードエディターの進化形ではありません。AIとの自然な対話を通じて、開発者の思考プロセスを支援する新しい開発体験を提供します。6000万ドルの資金調達を背景に、今後さらなる進化が期待される点も大きな魅力です。

とくに以下のような方にオススメです:

  • より効率的な開発環境を求めている方
  • AIの支援を最大限活用したい方
  • 新しい開発手法にチャレンジしたい方

Cursorは、開発の未来を変革するツールとして注目を集めています。まずは無料プランから試してみて、開発効率がどれほど向上するか、ぜひ体験してみてください。きっと、あなたの開発ワークフローに革命をもたらすはずです。

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