なぜLaravelはPHPフレームワークの中で一番使われてるの?

2020/11/07に公開

結論

以下を実施することにより、Laravelと他のPHPフレームワークを比較検討しました。

  1. GitHubスター数の比較
  2. Google Trendsによるトレンド比較
  3. 公式ドキュメントに基づく比較

比較検討した結果、Laravelを選択することにより以下のメリットを享受できると考えます。

  1. Laravelは他のフレームワークよりも機能が多く、分かりやすい。環境構築がしやすい。
  2. 多くの企業や開発者が使っているため、インターネットで調べれば公式ドキュメント以外にも情報を取得できる。
  3. 結果として、短納期・高品質・低コストでWebサービスを開発できる

Laravelを選択することによるメリットの方がデメリットを上回るため、LaravelはPHPフレームワークの中で一番使われていると考えます。

PHPフレームワークのGitHubスター数比較

2020年11月現在、主なPHPフレームワークのGitHubスター数は以下のとおりです。(スター数順)

  1. Laravel star 62,368
  2. Symfony star 24,149
  3. CodeIgniter star 18,077
  4. CakePHP star 8,272
  5. Zend Framework star 5,694

PHPフレームワークのトレンド比較

Google TrendsにてPHPフレームワークのトレンドを比較した結果は、以下のとおりです。

日本におけるPHPフレームワークのトレンド比較
海外におけるPHPフレームワークのトレンド比較

トレンド比較した結果に基づき、以下の傾向が見受けられます。

  • 現時点において、PHPフレームワークは日本及び海外ともにLaravelがトレンド首位
  • 日本において、2000年代後半〜2016年までCakePHPがトレンド首位
  • 日本において、2017年〜現在までLaravelがトレンド首位
  • 海外において、2000年代〜2013年までSymfony、CodeIgniter、CakePHPがトレンド競争
  • 海外において、2014年〜現在までLaravelがトレンド首位

公式ドキュメントに基づく比較

代表的なPHPフレームワークの公式ドキュメントを以下のとおりまとめました。

Laravel公式ドキュメント
Symfony公式ドキュメント
CodeIgniter公式ドキュメント
CakePHP公式ドキュメント
Zend Framework公式ドキュメント

公式ドキュメントを比較することで、Laravelがイケてる点とイケてない点を以下のとおり洗い出しました。

Laravelが他のPHPフレームワークよりイケていると思う点

Laravel既に用意してくれている機能がめっちゃ多い

これが一番デカイ理由だと個人的には思っています。
自前でコードを組んで車輪の再発明をするよりも、フレームワーク側であらかじめ用意してくれている機能を利用した方が短納期、高品質、低コストで開発できます。

LaravelはDockerを理解していなくてもHomesteadで環境構築できる

2014年6月にリリースされたLaravel v4.2にて、Homesteadがリリースされました。
HomesteadはVirtualBoxとVagrantで構築した仮想環境上に簡単に環境構築できます。
今でこそDockerで環境構築することは一般的になりつつありますが、5年前ぐらいはまだまだDockerで環境構築することは一般的ではなかったと認識しています。

Laravelは公式ドキュメントが読みやすい

Laravelの公式ドキュメントは、Laravelの概念、インストール、クイックスタートと段階的に学習することができます。公式ドキュメントが日本語対応されているという点は、初学者が学習しやすい環境が整備されています。

Laravelが他のPHPフレームワークよりイケていないと思う点

ディレクトリ構造が複雑

いまだに「あれ?あのファイルはどこにあったっけ?」と思う時があります。
他のフレームワークは機能が少ない分、ディレクトリ構成がシンプルで分かりやすいです。

フレームワーク自体のサイズが大きい

ちょっと大規模なコードにするとGitHubに課金する必要があります。デプロイするときディスクサイズやメモリなどのリソースを食います。

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