なぜLaravelはPHPフレームワークの中で一番使われてるの?
結論
以下を実施することにより、Laravelと他のPHPフレームワークを比較検討しました。
- GitHubスター数の比較
- Google Trendsによるトレンド比較
- 公式ドキュメントに基づく比較
比較検討した結果、Laravelを選択することにより以下のメリットを享受できると考えます。
- Laravelは他のフレームワークよりも機能が多く、分かりやすい。環境構築がしやすい。
- 多くの企業や開発者が使っているため、インターネットで調べれば公式ドキュメント以外にも情報を取得できる。
- 結果として、短納期・高品質・低コストでWebサービスを開発できる
Laravelを選択することによるメリットの方がデメリットを上回るため、LaravelはPHPフレームワークの中で一番使われていると考えます。
PHPフレームワークのGitHubスター数比較
2020年11月現在、主なPHPフレームワークのGitHubスター数は以下のとおりです。(スター数順)
- Laravel star 62,368
- Symfony star 24,149
- CodeIgniter star 18,077
- CakePHP star 8,272
- Zend Framework star 5,694
PHPフレームワークのトレンド比較
Google TrendsにてPHPフレームワークのトレンドを比較した結果は、以下のとおりです。
日本におけるPHPフレームワークのトレンド比較
海外におけるPHPフレームワークのトレンド比較
トレンド比較した結果に基づき、以下の傾向が見受けられます。
- 現時点において、PHPフレームワークは日本及び海外ともにLaravelがトレンド首位
- 日本において、2000年代後半〜2016年までCakePHPがトレンド首位
- 日本において、2017年〜現在までLaravelがトレンド首位
- 海外において、2000年代〜2013年までSymfony、CodeIgniter、CakePHPがトレンド競争
- 海外において、2014年〜現在までLaravelがトレンド首位
公式ドキュメントに基づく比較
代表的なPHPフレームワークの公式ドキュメントを以下のとおりまとめました。
Laravel公式ドキュメント
Symfony公式ドキュメント
CodeIgniter公式ドキュメント
CakePHP公式ドキュメント
Zend Framework公式ドキュメント
公式ドキュメントを比較することで、Laravelがイケてる点とイケてない点を以下のとおり洗い出しました。
Laravelが他のPHPフレームワークよりイケていると思う点
Laravel既に用意してくれている機能がめっちゃ多い
これが一番デカイ理由だと個人的には思っています。
自前でコードを組んで車輪の再発明をするよりも、フレームワーク側であらかじめ用意してくれている機能を利用した方が短納期、高品質、低コストで開発できます。
LaravelはDockerを理解していなくてもHomesteadで環境構築できる
2014年6月にリリースされたLaravel v4.2にて、Homesteadがリリースされました。
HomesteadはVirtualBoxとVagrantで構築した仮想環境上に簡単に環境構築できます。
今でこそDockerで環境構築することは一般的になりつつありますが、5年前ぐらいはまだまだDockerで環境構築することは一般的ではなかったと認識しています。
Laravelは公式ドキュメントが読みやすい
Laravelの公式ドキュメントは、Laravelの概念、インストール、クイックスタートと段階的に学習することができます。公式ドキュメントが日本語対応されているという点は、初学者が学習しやすい環境が整備されています。
Laravelが他のPHPフレームワークよりイケていないと思う点
ディレクトリ構造が複雑
いまだに「あれ?あのファイルはどこにあったっけ?」と思う時があります。
他のフレームワークは機能が少ない分、ディレクトリ構成がシンプルで分かりやすいです。
フレームワーク自体のサイズが大きい
ちょっと大規模なコードにするとGitHubに課金する必要があります。デプロイするときディスクサイズやメモリなどのリソースを食います。
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