【Roblox】背景にぼかしを入れる
はじめに
今回は背景にぼかしを入れるBlurEffectを紹介します。
Robloxバージョン:0.638.1.6380615
BlurEffect
ゲーム画面にぼかし(ブラー)をかけるにはBlurEffectインスタンスを使用します。
BlurEffectはゲーム画面にポストプロセス効果を与えることができるインスタンスの1種です。
他のポストプロセスインスタンスと同様でローエンドのデバイスやStudioの設定によっては、レンダリング結果が異なる場合があるので注意が必要ですが、非常に簡単にぼかしを入れることができます。
使用例
BlurEffectは親がLightingまたはWorkspace.CurrentCameraに設定してあるカメラの場合のみ効果を発揮します。
プロパティのSizeを変更することでぼかしの強さを変化させることができます。
BlurEffectのプロパティ
以上を設定することで簡単にぼかしをかけることができます。
ぼかしなし | ぼかしあり |
---|---|
BlurEffectのぼかしの効果はScreenGui以下のUIには反映されません。
画面上のUIに注目させたい場合などで活躍すると思います。
UI以外のオブジェクトをぼかしの対象外にしたい
例えば、ショップのUIを開いた際にぼかしをかけるがプレイヤーのキャラクターや店員はぼかしをかけたくない、このような事例があると思います。
現状、ポストエフェクトをかける際に指定の3Dオブジェクトを対象外にすることはできません。
この場合の対応として、大きすぎるオブジェクトでなければViewportFrameを使用する方法があります。
ViewportFrameを使用して、対象外にしたいオブジェクトを2Dオブジェクトとしてレンダリングすることでポストエフェクトの効果を反映しないという作戦です。
▼ 右のキャラクターにはぼかしを反映しないようにできる!
ViewportFrameに設定するオブジェクトが大きすぎると、レンダリングの処理負荷が大きいので
大きすぎないオブジェクトで使用できる方法ですが、要件を満たすことができます。
ブラー以外のポストエフェクトも同様のことができるので覚えておくとよいかもしれません。
まとめ
- ゲーム画面にぼかしを入れたい場合はBlurEffectインスタンスを使用する。
- BlurEffectはScreenGui以下のUI以外をぼかすことができる。
- 指定の3Dオブジェクトをぼかしの対象外にしたい場合は、ViewportFrameを使用して2Dオブジェクトとしてレンダリングすることで、ぼかしの影響を受けさせないことが可能。
BlurEffectを用いることでゲームに雰囲気がでると思います。
ぜひ、BlurEffectを使用してみてください!!!
参考
当社ではRobloxを活用したゲームの開発、 また企業の商品やサービスの認知度拡大に寄与する3Dワールドの制作など、 Robloxにおける様々な活用支援を行っております。 Robloxのコンテンツ開発をご検討されている企業様は、お気軽にご相談ください。 landho.co.jp/
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