2024年 エンジニア組織の取り組みを振り返る
みなさん、こんにちは!ランサーズの日吉です。
この記事は Lancers(ランサーズ) Advent Calendar 2024 13日目の記事です。
昨日は、ながしーこと shirasud さんが新世界の扉をひらきました!
今年の振り返りをするにはすこしだけ早いですが、本日は2024年のエンジニア組織の取り組みを振り返りたいと思います。
(個人的なお話になりますが、4月に開発部の部長に就任し多くの壁に直面した1年でした。それが故に「あっという間に年末・・・!」という実感です。)
エンジニア組織の取り組み
2024年は、僕たちランサーズのエンジニア組織において、大きな変革の年でした。
多くの変化やチャレンジがありましたが、代表的な取り組みをご紹介します。
オートロンの正式リリース
ランサーズでは2023年7月に生成AI・LLMの専門チームである「Lancers LLM Labs」を立ち上げ、「働く」を変革する新たなプロダクトの研究開発を開始しました。
研究開発の成果のひとつとして、2024年2月に企業・フリーランス向けのAIアシスタント「オートロン」をリリースしました。
その後8月に法人プランをリリース。
現在もプロダクトとして順調に成長しており、日々進化を続けています!
開発ロードマップと技術負債解消プラン
ランサーズはローンチから15年以上経過しているサービスです。事業としてのノウハウやユーザー価値が資産として存分に蓄積されています。
一方でシステムレベルでは改善やアップデートされていないところもあり、エンジニアリングにおける認知負荷や工数・リードタイムの増加という課題の一因となっていました。
この課題を解決すべく、開発ロードマップを策定しました。
エンジニアへのきめ細かいヒアリングをおこない課題を明確化。インフラ領域とも連携した事前の調査・検討を実施し技術負債解消プランへと昇華。
技術負債解消プランに時間軸を加えた開発ロードマップを完成させ、経営層と合意をとることができました。
技術負債解消のための動きは現在も順調かつ着実に進んでいます。
スマホアプリチームも同様に改善の動きをとっており、ダイナミックなリアーキテクチャリングを成し遂げています!
また、話題からすこし逸れてしまいますが、CREチームではSREチームと連携した障害対応フローの見直しを進めており、こちらもすばらしい動きです!
全社をあげた生成AI活用
「オートロンを生み出したランサーズだからこそ、業務で生成AIを最大限使いこなす」
その想いから、社内全体でのオートロンを中心とした生成AI活用プロジェクトが発足しました。
プロジェクトでは、オートロンの開発責任者である入江さんがプロジェクトリーダーとして事業部の課題解決を支援。
プロジェクトチームが週次報告会を開催し、各事業部の課題や活用事例を共有しました。
また、専用のSlackチャンネルを立ち上げ、生成AI活用に関する質問やナレッジを社内でシェアしました。
エンジニア組織でもGitHub CopilotやCursor、PhpStorm + AI Assistantを導入。
これらの取り組みにより、社内全体の生成AI活用率は91.4%を達成!推定値ではありますが、月間約2,000時間の業務時間削減となりました!
また、ランサーズのサービスにも生成AIの導入をおこない、10月には新機能「AI自動依頼」をリリースしました。
まとめ
ここまでエンジニア組織の取り組みを3点ご紹介しました。
ほかにもここ数ヶ月で始まったプロジェクトや新規事業の立ち上げなど、今回の記事ではおさまりきらないほど多くのことがありますが、エンジニアリングにおける生産性を高めることやユーザーへ届ける価値を最大化していく取り組みは今後も続きます!
一方で、エンジニア組織におけるビジョンやカルチャー醸成の必要性が高まってきており、待ったなしの状況ではあります。
激動の中でも着実にことに向かい、より良いエンジニア組織をつくりあげるため、来年も日々コードを書きながら前進していきます!
最後までご精読いただき、誠にありがとうございました。
来年もよいお年を!
あすは さざなみ さんによるアクセシビリティ活動のおはなしです!どうぞお楽しみに!
最後に
ランサーズでは、テックドリブンで働き方を変えていきたいメンバーを募集しています!
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